第72回定期演奏会リハーサルの様子  

日程  2007年5月20日(日)
場所  NHK大阪ホール

 今年もリハーサルの日を迎えました。
 しかし今年は例年と大きく違います。本番3時間のリハーサルになんといっても出演者が500人近くと大変多く、舞台の動きや位置合わせ、楽屋の割り振りだけでも大変な時間がかかります。
 全員集合は昼の12時。体操と発声から始まります。NHK大阪ホールの楽屋入り口の受付で名札を首にかけて会場に入ります。そして1部、2部、3部と本番の進行に合わせてリハーサルが続きます。

NHK大阪ホールです。大阪の地下鉄「谷町四丁目」駅近く。向かって右側の真ん中ほどにホール、左側が大阪歴史博物館です。 楽屋入り口では元団員のAさんが受付を担当してくれました。ここで名簿にチャックを入れ、首からかける形の名札を預かります。 12時に集まれる団体は全て一緒に体操・発声をします。出演者が500名近くなので舞台の上だけでは足りず、会場内に散らばって行いました。
バス1のTさんのリードで体をほぐしていきます。 続いてヴォイストレーナーの山田さんによる発声練習。会場内からは元気で大きな声が響いていました。発声練習からとばしすぎの人がいるようです。 続いて1部の舞台進行。他の人は舞台袖や会場内に座って待ちます。ゆったり1400名収容の大きな会場。舞台袖も舞台以上に広く椅子を用意して待ってもらいます。中央は今日の舞台監督をお願いした森さんです。

1部からリハーサルの開始です。本番が3時間、リハーサルは位置あわせや移動の練習を含めても3時間半しかありません。繰り返して練習する時間はないのです。集中力が求められます。

リハーサルは1部から。指揮は山本さん、ピアノは石田さん。 関西合唱団による「アゲイン」「ダニーボーイ」。 続いて男声合唱による「ステンカラージン」。ひな壇や平土間を使い、並び位置を決めていきます。
レガーテのリハーサル。指揮は山本さん、ピアノは山下さん。曲は「生きる」「世界のうたメドレー」(編曲:金井信)から「ラ・ゴンドリーナ」「チリビリビン」。 続いて守屋さんの指揮、門さんのピアノで合唱組曲「空に小鳥がいなくなった日」のリハーサル。 続いて出入りの練習をしながら2部の合唱組曲「いのちをつなぐ人たちのうた」のリハーサルに入ります。

続いて今回初演の 混声合唱のための「いのちをつなぐ人たちのうた」。このためにたくさんの人が取材を重ね、地域での練習会や小公演を行い準備してきました。

何段もあるひな壇を全て使います。指揮は守屋さん、ピアノは門さんです。 心配そうに舞台横で見守るのは作曲して下さった安広さん(右)。 1部、2部のリハーサルが終わったところで、団員は受付にチケット預けのコーナーに行ってチケットを預けます。
ロビーには研究生募集のポスターがありました。 ロビーに団員が集まっている間に、舞台では3部のリハーサルに入ります。 さて、これが舞台裏。出演者が多く、楽屋は埋まってしまいます。舞台左右袖やリハーサル室、そしてなんとこの舞台下、奈落にも椅子を用意して待機場所を作っています。

続いて3部のリハーサル。守屋博之 うたごえ55年、関西合唱団指揮者50年記念特別企画です。守屋博之の関わりのある合唱団やグループの出演者が次々と入れ替わります。このために出演者が多くなったのです。

3部の最初は堺フロイデ合唱団。ソリストが4名にたくさんの団員です。指揮は守屋さん、ピアノは藤里さん。曲は「戴冠ミサ」より「Gloria」、「Dona nobis pacem」。 続いて衛都連合唱団とサークル・ハートランドによるリハーサル。指揮は守屋さん、ピアノは門さん、曲は「十二月の歌」「すべての山にのぼれ」。 3部の司会を担当していただけるのは舞台下手のスツールにお座りの日下部さん。
AVANTIの後はブレーメン合唱団のリハーサル。指揮は守屋さん、ピアノは門さん。曲は「花の街」「雨上がり」。 続いて日本のうたごえ合唱団。伴奏はピアノが門万さん、ギターが増井さん、ヴィブラホンが石山さん、ドラムスが西本さん、ベースが藤岡さん。 指揮は守屋さんで曲は小熊秀雄の詩による混声合唱とコンボのためのラプソディー「ゴールドラッシュ」。
最後は舞台下や左右袖から関西合唱団やOB、衛都連合唱団、サークルハートランドが加わりうたごえ合同曲の「芦別の雪の中を」「花をおくろう」。そして「みんなのうた」で締めくくります。指揮は守屋さん、ピアノは門さんです。 団長の吉岡さんや、演奏教育部長のYさんから本番での注意事項があります。 最後の舞台は人で埋まってしまいます。「みんなのうた」は舞台前まで歌い手が出るように指示があります。午後4時になろうとしています。開場の時間です。

これで舞台のリハーサルは終了です。あとは本番を待つのみ。

リハーサルが終わると、袖では2部の合唱組曲「いのちをつなぐ人たちのうた」のトークの打ち合わせ。右から作曲の安広さん、作詞の上田代さん、大阪民主医療機関連合会の宮川さん、関西合唱団演奏教育部長のYさん。 リハーサル室でバス1のTさんによる直前の発声練習。リハーサル室がいっぱいになる予定でしたが、時間通りに来ない団員がいました。コラ! 1部の指揮者、Yさんが開幕の曲「アゲイン」の練習に入りました。
本番が始まりました。これは2部の終わりに花束を受け取って袖に入られた安広さんと上田さんです。 その横では衛都連合唱団の皆さんがダンスの練習に励んでおられました。 舞台上手の袖はこんな風に椅子を並べて、次の準備にみんな備えていました。

さて、その本番の演奏はどうだったのでしょうか。【テノール S】