日本のうたごえ祭典in奈良 出撃記

日程  2007年11月23日(金)〜25日(日)
場所  やまと郡山城ホール、いかるがホール、さざんかホール、橿原文化会館、奈良市中央体育館

 今年はお隣の奈良での祭典になりました。毎年、旅行記を掲載していましたが、大阪からどこの会場でも1時間ほどで通えるので、出撃記としてレポートしました。団員によっては奈良に2日間ホテルをとった人も。毎日の出撃では旅行気分にはならないし、なんといっても夜に飲み歩けないからです!
 しかし、多くの健全な団員は毎日朝から奈良に通うのでありました。奈良祭典の練習会で何回も奈良に行っているので慣れています。11月23日から25日の祝日を入れた三連休の内、関西合唱団は24日(土)の大音楽会での池辺晋一カさん指揮の「ボクたちのさがしもの」、守屋さん指揮の合唱団合同に参加し、25日(日)の合唱発表会「一般の部B」に参加。合唱発表会の曲目は大阪の合唱発表会と同じ「ふるさとの星」(外山雄三作曲)と「おはよー!私は看護師」(安広真理作曲)。今回も何とか40名を越えるメンバーで合唱発表会に臨みます。その合唱発表会の演奏はどうだったでしょうか。おっと、忘れてはいけません。団が作った第72回定期演奏会のCDと「いのちをつなぐ人たちのうた」の楽譜も販売しなくてはなりません。
 その出撃記を簡単にまとめてみました。ただ、相変わらず、いや当然、自分たちの演奏場面は写真が撮れないのでありません。

 
23日(金)は関西合唱団の演奏はないのですが、多くの団員は朝に大阪を発ち、渋滞が多いとの情報で、主に電車を使って関西合唱団らしく各自勝手に昼頃には各会場へ到着しました。昼から行われる合唱発表会「一般の部A」はやまと郡山城ホールで、合唱発表会「職場の部」はいかるがホールと今年もずいぶん離れています。団員の何人かは他のサークルにも所属し、他の団員は勉強のためこのどちらかのホールに行きました。団員の内、15名ほどと指揮者の守屋さん、ピアノの門さんは「日本のうたごえ合唱団」に所属し、午後3時から橿原文化会館でリハーサルが入っています。そのため、他の合唱発表をあまり聴けずに移動となりました。そして、夜6時半から歓迎音楽会です。音楽会が終わると、泊まりの連中がさかんに飲んでいくよう誘うのを断り、健全な団員は奈良を後にするのでした。

合唱発表会「一般の部A」が行われたやまと郡山城ホールの向かいには郡山城がありました。 ホールは大変立派な建物です。大ホール、小ホールなどあり、ロビーも広く楽屋も多くて昼食用の会議室も用意してくれてました。 大ホールの舞台は背の高い走行式音響反射板があり、けっこうよく響きます。
11時過ぎの開場で全国各地の人が入ってきます。団員の2人がその人々にお話をしながら、第72回定期演奏会のCDと「いのちをつなぐ人たちのうた」の楽譜の販売をしました。ご協力いただいた全国の皆様、ありがとうございました。 午後3時から橿原文化会館で行われる歓迎音楽会のリハーサル。日本のうたごえ合唱団の練習です。ここでもCDや楽譜の販売をしました。ご協力いただいた全国の皆様、ありがとうございました。 指揮は守屋さん、ピアノは門さんで曲目は「うたごえよ明日のために」「ねがい」「海だべがど」「ゴールドラッシュ」と林光作曲の4曲です。音楽会の後半をやっと聞くことが出来ましたが、音楽会の進行も工夫があり、男声合唱など感動ものでした。

 24日(土)は10時半からやまと郡山城ホールの小ホールで合唱発表会「小編成の部」、大ホールで「オリジナルコンサート」が行われ、午後4時から奈良市中央体育館で「大音楽会」が行われました。合唱団のポマト班(合唱団にある4つの地域班の一つです)が小編成に推薦され、AVANTIとともに出演します。衛都連合唱団の男声小編成「おじさんズ」、女声小編成「おじょーズ」とともに門さんのピアノで歌います。そして、他の演奏を聴く間もなく、奈良市中央体育館へリハーサルに向かいます。私たちは遅れることが出来ても、ピアノの門さんには時間がありません。近鉄奈良駅に着くとタクシーがありません。そこへ続々と団員が集まります。さて、体育館へ間に合うのか、今年もどたばたのうたごえ祭典です。

今日も快晴の奈良です。ホールのある大和郡山市の市役所には「平和のシンボル 金魚の泳ぐ城下町」の標語が掲げてありました。 小編成に出演するポマト班やAVANTI、おじさんズ、おじょーズのピアノ&演奏チェックをしてくれる門さんです。 ポマトが誇る重低音。アルト3名にバス1名。
主旋律を奏でる高音部。ソプラノ3名にテノール1名はカメラに回っています。 ついでにAVANTIも。この4団体とも、小編成の部が始まる前にリハーサルをして、本番を終えると、すぐに次の会場に向かわなければなりません。つまり他の方の演奏は購入したテープでしか聴けないのです。 近鉄電車で奈良駅に着くと、タクシーで奈良市中央体育館へ。このタクシーがなかなか来てくれません。リハーサルに門さんが間に合うかみんなで心配しました。
奈良市中央体育館にぎりぎり間に合いました。前の屋台からおいしそうな臭いが。しかし、昼食抜きでリハーサルに向かいます。 わが団長も無事到着していました。明日の合唱発表会にも参加します!驚異的な回復力です。 舞台では合唱団合同のリハーサルが始まろうとしています。入口で渡されたステージシートをみながら自分の立ち位置を探します。
大音楽会では一番最後をしめる演奏です。「うたいかわそう」「ねがい」「HPPY XMAS」。なかなか500人もの合唱であわすのは大変ですが、みんな練習を重ねてきました。指揮は守屋さん、ピアノは門さんです。 続いて「ボクたちのさがしもの」のリハーサル。別なステージシートで立ち位置を変えます。前には奈良や福井、そして大阪の子どもたちが並びます。 指揮は池辺晋一カさん、ピアノは小野寺さんです。池辺さんも何回か奈良の練習会に来られ、この曲を初演した我が団も練習会にこぞって参加して、支えてきました。
舞台リハーサルが終わったら、隣の小体育館でまた練習がみっちりあります。中央体育館の周囲にある小体育館や武道場、第二武道場など全てリハーサルや控え室・荷物置き場に使います。 合唱団合同のリハーサル。ここには大きなスクリーンとプロジェクターがあり、大音楽会で座る場所がない大半の出演者のために、本番を写してくれました。ここでもCDや楽譜の販売をしました。ご協力いただいた全国の皆様、ありがとうございました。 隣の武道場に移動して、池辺さん指揮で「ボクたちのさがしもの」のリハーサル。ここでもCDや楽譜の販売をしました。ご協力いただいた全国の皆様、ありがとうございました。
やっとリハーサルが終了。遅い昼食と夕食を兼ねて体育館前の屋台村に食事に出かける団員です。ここでは不特定多数の方にCDや楽譜を販売できません。リラックスして食事を楽しみます。 大音楽会が始まりました。満員のため出演者に座る場所はありません。一番後ろから和太鼓の舞台を見たのですが、舞台が低くてほとんど何も見えません。残念! そして出演者はこのように開場の両側に張られた暗幕の外側を通路にして待機します。舞台が見たいのにほとんど見ることができません。
合唱の集合は全て小体育館前。真っ暗な中、時間通りに全国の仲間が集まってきます。奈良の晩秋の夜なので、冷えるだろうと心配していたのですが、今日は少し暖かくて助かりました。 各列ごとに看板を端の人が持ち、並びを作り、時間が来たら順に暗い中を歩いて体育館へ行きます。気がつくとあちこちで我が団の人が整列を仕切っていました。 その体育館の2階にはには昨日、今日の合唱発表会の審査結果が張り出されていました。な、なんとポマト班が小編成の部で入賞していました!

 25日(日)は団は10時にやまと郡山城ホールにきて、合唱発表会「一般の部B]を聴きます。出演は一番最後なので、なるべくたくさんの合唱を聴こうと集まりました。団員によってはいかるがホールの合唱発表会「女性の部」やさざんかホールの「交流の部」に参加してから、こちらに回る人もいます。この祭典で一番心配なことは、今までの日本のうたごえ祭典と違って大音楽会が真ん中の日にあることです。我が団も大音楽会の演奏を支えるためにたくさん練習してきたので、手を抜くわけにはいきません。その疲れが残っていると演奏にも大きな影響を与えるます。なにせリハーサルや本番で何時間も歌っていました。この影響はどう出るのでしょう。

今日も快晴の奈良。やまと郡山城ホール前には9時過ぎには練習をし出す合唱団もありました。 素敵なロビーを抜け、大ホール前の入口です。 ステージは天井が高いです。響き方が少し違っているような気がします。聴くことが出来た合唱団の中には個性があってとっても上手な団がいくつもありました。
午前と午後の演奏を聴いてリハーサル時間前に着替えてロビーに集まります。今まで聞いた会場の様子や学ぶべき点など出し合います。 恒例の意思統一。2曲の合唱を深めるため、機関紙「くれっせんど」での紙上討論や看護師の団員の現場の声に耳を傾けてきました。今日はその集大成です。 団長からも一言。無事舞台に立てて本当に良かったです。
体操と呼吸の練習をテノール1のSがしました。 そしてリハーサル室で最後の練習です。並びをきっちり確認します。合唱発表会の曲目は大阪の合唱発表会と同じ「ふるさとの星」(外山雄三作曲)と「おはよー!私は看護師」(安広真理作曲)。 指揮者に集中して歌います。ちょうど前に鏡があるので2曲の表情の変化にも気を配るよう指示があります。

 我が団の演奏でこの祭典は終わりとなりました。団のことですから、この後は各自勝手にばらばらで帰ります。ちなみに自動車で音楽センターまで帰るのに1時間もかかりませんでした。すいていれば自動車がもっとも速いのです。
 やはり演奏している写真が欲しいですね。何とか手に入らないものかな。他のグループの写真や記事も募集中。
【テノール1 S】