日本のうたごえ祭典inみやぎ 演奏旅行記

日程  2014年11月22日(土) 合唱発表会 一般の部B 日立システムズホール仙台
              23日(日) 復興を希う音楽会     ゼビオアリーナ仙台

 今年の日本のうたごえ祭典は、3・11の震災被害からの復興が道半ばの宮城県仙台で11月22日(土)〜24日(月)まで行われます。
関西合唱団はこの祭典に極力協力しようと、22日(土)の合唱発表会「一般の部B」で歌うだけでなく、その日の夜に楽楽楽ホールである練習会に参加し、23日(日)に行われる「復興を希う音楽会」には守屋さん指揮の「希い」と池辺さん指揮の「風の子守歌」「アメイジンググレイス」の演奏に参加しました。団員はそれぞれ他のサークルに所属している人もいるので、22日(土)の合唱発表会「女性の部」「小編成の部」「オリジナルコンサート」に参加し、24日(月)にも合唱発表会「職場の部」「一般の部A」「交流の部1・2」に参加しました。
また、レガーテのお誘いで、前日の21日(金)に仙台に来てバスで被災地の石巻市を訪問する人もいました。
では、その演奏旅行の様子を(旅行中に)紹介します。

 第1日目 合唱発表会「一般の部B]に出演、夜は楽楽楽ホールにて「希い」の合唱練習

 
初日から快晴。会場横の森林公園の紅葉の真っ盛りです。
仙台は寒いと思っていた大阪の民はたくさん着込んできた人もいました。合唱発表会「一般の部B」の日立システムズホールに着く頃は汗ばんでいる人も。
 
  立派な看板のお出迎えです。
 
会場は大変大きいのですが、人でいっぱいで座る場所を探すのが大変です。ちなみに筆者は通路で聴きました。    休憩時間に会場の外に出て、テノール1のSの体操、ヴォイストレーナーとして祭典に同行していただいた山田さんに発声をしてもらいます。
 
着替えて再集合。団恒例の意思統一をします。2曲とも関西合唱団発となり戦争にいついて深く考えさせる新見先生委嘱作品の「英霊の歌」より「1.陸の英霊の声」、続いて核問題に警鐘を鳴らす声楽家 佐藤しのぶさんの「リメンバー」を歌う意義について話しあいます。    リハーサル室にて通し練習。今までの練習の成果を確認していきます。指揮は山本さん、ピアノは門さんです。
そして本番。当然、本番の写真は撮れませんのでありません。結果はどうだったのでしょうか。団員としてはやるべきことはしっかりやって臨んだ演奏。しっかり歌えたという実感はあります。
「一般の部B」の最後だったので、すぐに着替えて楽楽楽ホールへ向かいます。
 
 
 
楽楽楽ホールは合唱発表会「女性の部」の後、明日の祭典のための女性合同演奏の練習があり、その後の午後7時から「希い」の練習となります。
4章のうち、1・2章は日本のうたごえ合唱団(団員がたくさん参加しています)、3・4章は関西合唱団も含めて全国の合唱団合同となります。指揮は守屋さん、ピアノは門さんです。守屋やさんからどんなイメージで歌ったら良いのか的確な指示が出ます。
  演奏は全員で400名を超えるとのこと。しかし、今日の練習参加は6割ほど。一番丁寧に時間がとれる練習をしているのに残念です。関西合唱団は当然、参加しています。サボるなんて考えられない!
8時半に練習が終わり、やっと今日の練習は終了です。各自、それぞれのホテルに帰ります。食事をしていない人もいます。宴会を始めた班もありました。

 2日目はゼビオアリーナ仙台にて「復興を希う音楽会」に参加、練習は楽楽楽ホールにて

 
朝、9時半に楽楽楽ホールに集合です。前に女性の合同練習があり、入れ替えに大変手間をとられます。   昨日と違って今日はたくさんの練習参加です。そして池辺さんの指揮で歌う「風の子守歌」「アメイジンググレイス」の演奏だけに参加する人もいて、ホールの3階席まで人でいっぱいです。。
 
「希い」の練習では守屋さんが昨日、指摘した点の確認や、テノールの音の間違いなどの指摘があった上で、通してみました。作曲者の武さんが聴かれていて、最後のだめ出しをされています。   続いて池辺さんの練習です。ピアノは門さんです。だじゃれてんこ盛りの軽妙な語り口ながら、音楽作りの大切さを教えていただきました。
 
練習後は、アリーナまでそのまま10分くらい歩いて移動です。アリーナに入る前に、布でできたドームの中に入って、並ぶ位置を確認します。   宮城の方々がたくさん裏方で参加されていました。その方々の指示に従って並びをします。
 
アリーナ横の通路まで時間をかけてやっと着きました。   舞台はこんな感じです。
 
会場は結構広いです。リハーサルですからお客さんはいません。しかし、本番では満席の状態でした。「復興を希う音楽会」成功、おめでとうございます!   舞台に並んだところです。
 
「希い」の指揮の守屋さん、ピアノは門さん。集中した通し練習をしました。   池辺さんの指揮で、「風の子守歌」「アメイジンググレイス」を歌います。ピアノは同じく門さんです。
     
練習が終わって、またもや楽楽楽ホールへ歩いて帰ります。アリーナの入り口にはもう、お客さんの列ができていました。会場が満席のため、私たちはアリーナには入れず、楽楽楽ホールにてライブビューイングとなります。    食事をとり、着替えて音楽会の第1部をスクリーンでしっかり見てから、ドームに歩いて移動して、並び直します。これからが本番です。
     
JR沿いの道を一列になって歩いてアリーナまで行きます。今日も大変暖かいので良かったのですが、寒かったり雨だったりしたら大変だったろうなと、つい考えてしまいます。    アリーナの中の通路というのか、物置というのか?そこに並びます。前には各列の看板を持った人が待機しています。ご苦労様です!
   
その通路をたまたま指揮者の守屋さんが通られたので、女性陣によるパフォーマンス。    当然ですが、本番の写真はありません。演奏が終わると、楽楽楽ホールに帰って着替え、またアリーナに戻る人、楽楽楽ホールのライブビューイングを見る人など様々です。 
     
合唱団としての責任を果たした後なので、正式な宴会を仙台駅の近くで企画しました。団員31名、他2名の計33名の宴会で、まずは「乾杯」。   3つのテーブルに分かれたので、各テーブルの写真を撮りました。関西合唱団は地域班3つに分かれますが、テーブルは地域班入り乱れの状態です。 
     
2時間の宴会の中、司会に指名されたバス1のTさんの進行の元、参加者が順番に心境を語ってくれました。   今回の合唱発表会に向けての2曲への気持ちや思い入れ、終わってからのお客さんの良い反応、その2曲を収録したCDの販売など、いろいろな話が出てきました。また、参加できなかった団員が大阪の地で祭典中に次々とうたごえ新聞を10部も拡大したことを機関誌部長が話してくれました。 
     
指揮者の山本さんの話。筆者はみんなに起こされて、やっと写真を撮ることができました。すみません。なれないお酒を飲んでしまいました。一方では飲みながらしっかり紙にみんなの話した内容を書き留めているバス2のFさんのような人も。当然、機関誌「くれっせんど」の係です。   とりは団長の山本さん。この2曲への思いや指揮者の努力をたたえ、この祭典で宮城の方々の素晴らし取り組みへの支援に感謝の言葉を述べました。
     
他のお客さんが出ていたため、OKが出て、大声で「みんなのうた」を合唱して、2時間の宴会は解散となりました。    お店の前でみんなで気合いを入れて、これにて本当の解散となりました。各自、明日は合唱発表会や交流の部に出る人、聴きに行く人、観光に行く人など様々です。当然、帰りも人それぞれ、様々です。関西合唱団らしい展開です!