日本のうたごえ祭典in愛知 演奏旅行記

日程  2015年11月20日(金) 「炎の歌」オーケストラ合わせ参加  フォレストホール
              21日(土) 合唱発表会 一般の部A(関西合唱団青年部が参加)  ビレッジホール、  特別音楽会「炎の歌」参加  フォレストホール
              22日(日) 大音楽会 合唱団合同参加  ガイシホール
              23日(月) 一般の部B参加  名古屋文理大学文化フォーラム大ホール

 今年の日本のうたごえ祭典は愛知県の名古屋でおこなわれました。関西合唱団として祭典成功に向けて2つの大きな取り組みに参加しました。1つ目は特別音楽会で外山雄三指揮の「炎の歌」、2つ目は大音楽会の合唱団合同演奏(池辺晋一郎指揮の「地球の九条もしくは南極賛歌」「奪われし初恋」「アメイジング・グレイス」、守屋博之指揮の「春の祝福」「芦別の雪の中を」)です。
 この成功に向け、団員だけでなく2つの企画のために参加者を募り、練習をしてきました。もちろん合唱発表会に向けて外山雄三委嘱作品の組曲「未来へ」から2曲を取り出して、短い練習時間ではありますが、集中した練習に取り組んできました。
 さて、祭典は21日(土)から始まるのですが、「炎の歌」のオーケストラあわせが前日の20日(金)の夜にあったため、多くの団員は金曜日から名古屋に宿泊する事になりました。また、団員の10数名が参加する日本のうたごえ合唱団のリハーサルも入りました。そして次の日、関西合唱団青年部は合唱発表会一般の部Aに参加し、団員によっては合唱発表会の職場の部、小編成の部、創作の部にも参加しました。一方で午後からは特別音楽会の「炎の歌」や日本のうたごえ合唱団のリハーサルが重なりました。そのため、合唱発表会で他の団体の演奏をたくさん聴く事が出来ません。せっかく参加したのにスケジュールが混み合ってお互いに聴き合う事が保証されていません。この点はどうなのかな・・・?
 次の日は大音楽会だけに集中できました。合唱団合同のゲネプロや練習や本番での演奏に参加しました。ぞう列車や青年・保育のステージに参加する団員もいました。
 最終日の23日(月)は一部の団員が交流の部に参加しましたが、合唱発表会の一般の部Bに集中できました。さて、どんな演奏だったのでしょうか?

 第1日目 「炎の歌」のオーケストラ合わせ、フォレストホール

 
夜のオーケストラあわせですが、団員によっては昼に来て名古屋見物をする人もいました。うたごえ新聞に紹介されていた名古屋のうまいもの巡りをした人も。名古屋城やあの東山動物園に行った人もいました。これは名古屋城の写真です。
 
  フォレストホールでおこなわれた「炎の歌」のリハーサルの様子です。大阪からは関西合唱団と合唱団鶴のメンバーが参加しました。

 第2日目 合唱発表会 一般の部A (関西合唱団青年部) ビレッジホール
       特別音楽会 「炎の歌」リハーサル+本番  フォレストホール

 
合唱発表会の一般の部Aはビレッジホールでおこなわれました。日本のうたごえ合唱団に参加している団員は午前中、イーブル名古屋(女性会館)で練習し、徒歩でここまで来ました。職場の部や小編成の部、創作の部に参加する団員は他の会場との間を往復しています。夜の特別音楽会は同じ場所のフォレストホールであります。団員の多くは合唱発表会を聴き、「炎の歌」のリハーサルと本番には団員33名、ともに歌う団員11名の計44名が参加しました。   一般の部Aに初めて参加する関西合唱団青年部Peace&Amuseは一般の部Aが始まる前にホール前の広場で練習をしました。動きがあるのでその確認もしました。うたごえ祭典に初めて参加する人が何人もいます!
演奏の写真は当然ながらありません。この後、怒濤の演奏とリハーサルが押し寄せました。特別音楽会が終わった後、この近くの居酒屋で団の交流会をおこないました。

 3日目 大音楽会 ガイシホール

 
朝、リハーサルのためガイシホールにに向かうと、名古屋のメンバーや全国の常任の方々で横断幕のお出迎え。朝からご苦労様でした。テンションが上がりました!   ガイシホールの中では様々なステージのゲネプロがおこなわれておりました。その中心では、関西合唱団の舞台監督を長年勤めてもらっている森さんがてきぱきと指示を出していました。
 
団員の鏡、T2のTさんが早速団の第80回定期演奏会のライブ録音の2枚組CDの販売をしていました。毎年のように購入していただいている皆様、ありがとうございます。   我が団の最初のゲネプロは守屋さん指揮の「春の祝福」「芦別の雪の中を」。昨日の特別音楽会に続き団員41名が参加しました。ピアノは門さんでした。
 
池辺さんの指揮で「地球の九条もしくは南極賛歌」「奪われし初恋」「アメイジング・グレイス」を練習。ピアノは門さんでした   総勢500名を超える演奏です。愛知のメンバーが前列に並びます。関西合唱団のメンバーは後ろの方に立ちました。
 
ガイシホール横の体育館で練習ですが、担当者不在でどこからも指示がありません。ということで、私たちで並びの指示を出して整列してもらいました。   会場がフラットなので守屋さんや池辺さんは台の上に乗って指揮をしてもらいました。
 
会場は出演者席が後ろにもあるため、取り囲むようなステージになっています。この写真は高校生による「群青」。とっても感動する演奏でした。指揮は作曲した小田美樹さん。   保育と青年のエネルギッシュなステージでした。その後は着替えて裏に回り、並びを決めてステージ横に集合しました。その後は当然ですが、写真を撮る事は出来ませんでした。

 4日目 合唱発表会 一般の部B 名古屋文理大学文化フォーラム大ホール

 
愛知祭典最後の日、団は合唱発表会一般の部Bに参加しました。今年は指揮者の強い要望で、(団員の反対の声を押し切って)はじめて他の会場を早朝に取って発声練習と声作りをおこないました。実は女声合唱のレガーテが準備した早朝練習会に合同で参加させていただいたのです。場所は特別音楽会のフォレストホールの隣、音楽プラザです。   レガーテと関西合唱団のほぼ全員が集まりました。体操・発声指導はレガーテを指導されている声楽家の菊池先生です。
     
朝からの声作りのためのヒントを菊池先生からたくさんいただきました。    時間は少ないのですが、ピアノの門さんも参加され、合唱発表会の曲を2曲歌いました。指揮者からは厳しい指摘が。これが本番に生きるのでしょうか。団の練習が終わるとレガーテの練習になりました。指揮者は同じですが、ピアノは山下さんでした。
     
団員全員が音楽プラザから電車を乗り換えながら1時間ほど。駅から田んぼの中をたっぷり歩いて名古屋文理大学文化フォーラム大ホールに着きました。    合唱発表会が始まる前の写真です。なかなか良いホールです。団員の一部は交流の部に参加してから、こちらに回ってきました。
   
着替えてロビーに集合しました。演奏教育部のリードで意思統一をしました。今年の演奏会で作った女性のドレスがきりっと目立ちました。    参加者何名かを事前に指名して、今回の演奏への思いを共有していきました。 
     
ハーサルの会場の様子です。今年の演奏曲は外山雄三先生に委嘱して初演した組曲「未来へ」です。1曲目は石川逸子詩の「名のない人たちへ」、2曲目は茨木のり子詩の「自分の感受性くらい」です。しっかりメッセージを届けること、2曲をどう歌い分けるのかが課題です。   最後に指揮者から曲への思いを団員に伝えて、後は演奏あるのみ。ステージに向かいました。
この後、演奏を終えて、多くの団員は最後まで合唱発表会を聴き、毎年のことですが、バラバラになって名古屋を後にしました。 
リハーサルのため