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関西合唱団 第82回定期演奏会  ともに歌う団員募集

演 奏 会 関西合唱団 第82回定期演奏会
演奏日時 2017年6月24日(土)午後6時30分開演 7月1日(土)午後2時開演
演奏会場 いずみホール
指 揮 者 山本恵造
練習日時
2017年19日(木)から毎木曜日 午後6時30分から8時45分(延長する場合もあります)
ほかに特別練習  3月20日(月・祝)、4月30日(日)、5月7日(日)、6月11日(日)(時間は未定)
練習会場 大阪音楽センター会館(地図参照
  大阪市城東区鴫野西5-17-16
  JR学研都市線・地下鉄今里線「鴫野駅」下車徒歩8分
(6月12日は港区民センター)
団   費 3,000円×5か月(楽譜代金を含む。)
演 奏 曲 ♪合唱組曲「手をとろう」(委嘱初演)
      詩 堤  江実
      曲 寺嶋 陸也
♪日本のうたごえ70周年記念 ニューアレンジによるうたごえ名曲集より
      わが母の歌(荒木栄曲 信長貴富編曲 混声合唱)
      機関車の歌(松永勇次曲 寺嶋陸也編曲 男声合唱)
      おくりもの(林学曲 源田俊一郎編曲 女声合唱)
      (曲目は一部変更の可能性があります。)
お問い合わせ、
お申込みは
関西合唱団
 Tel : 06−6962−5482  Fax : 06−6969−1261
 住 所 : 大阪市城東区鴫野西5−17−16大阪音楽センター内(地図参照
 E-mail : kansaigasshoudan@ybb.ne.jp
 H  P : http://www.geocities.jp/kansaigasshoudan/
 交 通 : JR学研都市線・地下鉄今里線「鴫野駅」下車徒歩8分
募集チラシ

  
表(82thtomoutabosyunew-omote)裏(82thtomoutabosyunew-ura)

委嘱作品について

  
合唱組曲「手をとろう」

 この国の行方がますます危うくなる時代に、いのちの尊厳と平和?守りたいとの想いで出会った、堤江実さんの詩集『つたえたいことがあります』の中から5つの詩を選び、日本を代表する作曲家である寺嶋陸也さんが組曲を作っていただきました。

つたえたいことがあります』(三五館)あとがきより
 戦後70年、日本が急旋回で危うい方向に向かっているいま、私たちが紆余曲折をかいくぐって、それでも大切に守り続けた日本の宝もの・平和憲法に、今こそ、心をよせ、私の思いを聞いていただきたいと、この詩集を出させていただきました。
 いつのまにか……気がついた時には……こんなことになるなんて思っていなかった……といった歴史上何度も繰り返された絶望的な後悔を、後に続く世代に決してさせたくない。
 今、生きていることは、未来に責任があるということです。私たちの世代の責任を強く感じています。
 詩という天使の羽がかすかに震えるほどのか弱い存在ですが、それでも声をあげていくことでたくさんの方とつながりあい、希望を持ち続けることが出来ると信じています。

プロフィル

  
堤 江実(つつみ えみ) 詩人
 文化放送アナウンサーを経て、詩、翻訳、エッセイ、絵本などの著作や、全国で展開するミュージシャンと共演の自作の詩の朗読コンサート、また、日本語についての講演、研修などで活躍中。最近は、池辺晉一郎作曲の合唱組曲「あなたにできること」(全音)など、合唱曲としてうたわれることも多い。
 著書・「日本語の美しい音の使い方」(三五館)他。詩集・「世界中の息子たちへ」(ポ
プラ社)「つたえたいことがあります」(三五館)他。絵本・「水のミーシャ」(清流出
版)「あ、きこえたよ」「流れ星のリリリ」(PHP)他多数。
 ナレーション・村上和雄ドキュメント・映画「SWITCH」(サンマーク)他。
 客船飛鳥U、詩の朗読教室講師。

寺嶋 陸也 (てらしま りくや)
 1964年生まれ。東京藝術大学音楽学部作曲科卒、同大学院修了。
 オペラシアターこんにゃく座での演奏や、2003年パリ日本文化会館における作品個展「東洋・西洋の音楽の交流」などは高く評価された。作曲、ピアノ演奏のほか、東京室内歌劇場やびわ湖ホールのオペラ公演の指揮など、活動は多方面にわたる。オペラ『ヒト・マル』『ガリレイの生涯』『末摘花』、カンタータ『伊邪那岐・伊邪那美』、合唱ファンタジア『オホホ島奇譚』、ヴォードヴィル『タバコの害について』、『尺八・二十絃箏と管弦楽のための協奏曲』、合唱のための『詩篇第49番』、古代復元楽器のための『大陸・半島・島』など作品多数。「大陸・半島・島/寺嶋陸也作品集」ALCD9026)、「二月から十一月への愛のうた(栗山文昭の芸術2/寺嶋陸也作品集)」(VICS61092)、「寺嶋陸也plays林光」(NARD5034)など、多くのCDがある。

日本のうたごえ70周年記念 ニューアレンジによるうたごえ名曲集
 日本のうたごえ全国協議会が、2018年うたごえ運動創立70年を迎えるにあたり、うたごえ運動の中で生み出された珠玉の名曲18曲について、一流の作曲家に編曲を委嘱し、新たな息吹を吹き込みました。(委嘱した作曲家は、池辺晋一郎、井上鑑、源田俊一郎、寺嶋陸也、信長貴富、新実徳英)今回は、その中から3曲を演奏します。

「手をとろう」の歌詞

  

いのちは
いのちであるというだけで
すでに
無条件に
尊い
愛とは
その尊さに手を合わせることではないか

ひたひたと
さくらがいのいろに 
つめをそめる
ほそいガラスのびんに
野の花をいける
家族で
あたたかい食卓をかこむ
ある日
ふと
消えてしまう
今日というやさしい時間
ちいさな不安に
目をとじているあいだに
ひたひたと
いつのまにか
しのびよる
いのちをおしつぶすものの気配

最後の兎
ただ
泣きたい時がある
声も出さずに
いつまでも
いつまでも
泣きつづけたい時がある
小高い丘の上に
じっとうずくまって
目の下に広がる世界が
たったいま
くずれて消えてゆくのを見ている
最後の兎のように
ただ
いつまでも
泣きつづけたい時がある

宇宙(そら)の時間
ゆっくりと
すぎてゆく 雲
ゆっくりと
すぎてゆく 森
ゆっくりと
すぎてゆく 時
ゆっくりと
すぎてゆく 人
ゆっくりと
すぎてゆく 悲しみ
さらさらと
宇宙をみたしながら
きらきらと
雲母のようにひかりながら
ゆっくりと
すぎてゆく 深い 悲しみ

手をとろう
あなたの手をとろう
わたしの手にとろう
手から手に
つたわり ながれる
いのちのあたたかさ
たいせつなひとの
かけがえのないひとの
手をとろう
ものみなすべて
この星の
たいせつな
かけがえのない
いのちの手をとろう