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第38回定期音楽会の紹介 | |
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5月の音楽会 ぬける青空、5月の空にとどろけ |
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演奏日時 | 1979年5月16日(水)・17日(木)午後6時30分開演 |
演奏会場 | 森之宮青少年会館文化ホール |
指 揮 | 守屋博之/本並美徳/細川幸治 |
ピ ア ノ | 根来博子 |
ログメーツ/吉田親家/池原美恵子/ | |
出 演 | 関西合唱団/関西合唱団アコーディオン班 |
ス タ ッ フ | 一杉忠(舞台監督) |
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演 奏 曲 1部 | プロローグ わかもののうた (曲:ドナエフスキー 訳詩:関西合唱団) 第一部 俺たちのうたPartT (詩・曲:青山義久) 赤い狩人 (「キタキツネ物語」より 詩:三村純一 曲:タケカワユキヒデ) 地球 (詩・曲:滝岡建郁) 待ちぼうけポルカ (詩:喜志邦三 曲:林雄一郎) 通りゃんせ (日本わらべうた 編曲:小林秀雄) あんたがたどこさ (日本わらべうた 編曲:小林秀雄) 赤とんぼ (詩:三木露風 曲:山田耕搾 編曲:篠原真) 子どもたちの詩による「泣くものか」 (曲:外山雄三) かあちゃん (詩:小学1年 佐藤明代) 母の日 (詩:小学3年 森川泰文) 川 (詩:4才6ヶ月 ワタナベタカユキ) 夕日 (詩:小学4年 木村勝博) 宇宙旅行 (詩:中学3年 戸井田茂) 川 (原詩:奥田史郎 編詩・曲:松永勇次) |
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2部 | うたの広場−あなたもいっしょにうたうシングアウトコーナー− 俺たちのうたPartI/切手のない送りもの/カナダの木こり/我らの庄助さん/庄原の田楽/ 地球/アコーディオン合奏による「序奏と収穫のうた」/他 歌集の中からリクエスト |
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3部 | 友情のうた (曲:ドナエフスキー 訳詩:関西合唱団) 前戦にも春がきた (詩:ファチャーノフ 曲:V.ソロビヨフ・セドイ 編曲:宮長大作) ベリョースカ(白樺) (詩:A.ベズメンスキー 曲:E.ドレイズイン 編曲:V.サカロフ 訳詩:北川剛) 歌劇「戦争と平和」より (原作:L.トルストイ詩:S.プロコフィエフ・M.プロコフィエフ 曲:S.プロコフィエフ 共訳:新井絢子・坂井やす子) 1.エピグラフ(碑銘) 2.フィナーレの合唱 |
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チラシ(表) | |
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ごあいさつ プログラムより |
風かおる緑の5月、私達の音楽会にようこそおいで下さいました。 このたぴの音楽会は3つのポイントで企画されました。 1つは、国際児童年を記念して、外山雄三さんが、関西合唱団のために、子供の詩による組曲を作曲してくれました。キラリと光る感覚のすぐれた美しい小品です。この曲とわらべ唄など、子供をテーマにした歌を中心にポップス、うたごえの創作曲の代表曲を集め、日本のうただけで第1部を構成しました。 2つ目は、会場のみなさんとお腹の底から楽しくうたいかわすシングアウト、コーナーです。次々とうたごえのお好み料理が飛び出してきます。何が飛び出すやら・・・・・・・。 3つ目は、ロシア・ソビエト合唱曲の特集−ドナエフスキーの新曲、プロコフィエフの歌劇「戦争と平和」よりエピグラフとフィナーレの合唱など、日本初演の曲も多くあります。 今、日本のうたごえ運動は1000万人みんなうたう会運動と音楽センター建設2.2億円力ンパ活動にとりくみ、平和で健康な音楽を国民に広げるため日夜がんばっています。 団では、この音楽会にひきつづいて夏にオラトリオ「人間を返せ」を大阪フロイデ合唱団、大阪フィルハーモニーと共に上演します。秋の定期演奏会には、ミュージカル「松下王国の神話」の制作・上演を決定しています。 うたごえの演奏創造の発展をめざし、団員一同、新しい課題に次々と意欲的に挑戦していく年にしたいと決意しております。 きびしい御批判と御援助を心からお願いいたします。 1979年5月16日 【関西合唱団】 |
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メッセージ プログラムより |
関西合唱団「5月の音楽会」に、プロコフィエフのオペラ「戦争と平和」からエピグラフとフィナーレの合唱をプログラムに加えているのをみて、合唱団のいつかわらない前進のエネルギーを感じ、心強い限りです。 民主的な音楽運動が、あるポイントに立っている気がしてなりませんが、それを乗り切るものは、常には外には見えにくいけれど、脈々たる前進のエネルギーと運動の民主々義的運営だと思います。若々しい合唱団の未来に大きな期待をよせて、この音楽会の成功を祈ります。 【柴田仁 (音楽評論家)】 作曲者・外山雄三氏のことば 旧作の歌曲のいくつかを合唱用に編曲してみないか、と守屋博之さんがすすめて下さったのは、もう大分前のことである。女声、男声、混声、といろいろな組み合せでつくれば関西合唱団で演奏してみてもよいとも言って下さった。それとは別に私の仕事机の上に長い間、子どもたちの詩を集めた本が3冊置いてあり、いつか作曲してみたいと思いながら、ときどき読み返していた。だからこの5月の音楽会に何か演奏してやろうと守屋さんからお話があったとき、旧作の編曲の話は忘れたフリをして全部新しく、その子どもたちの詩に作曲した。心をこめてつくったつもりではあるが、出来上ってみるといわば、俳句のように短い音楽ばかりになった。演奏して下さる方たちにかえって負担をかけそうで申しわけなく思っている。 1979年5月 |
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