定期演奏会の紹介

第59回定期音楽会の紹介

 5月の音楽会

演奏日時 1994年5月26日(木)・27日(金)午後7時開演
演奏会場 森ノ宮ピロティホール
指   揮 守屋博之/本並美徳/山本恵造
ピ ア ノ 門万沙子/土肥永津子/山下和子
出   演 関西合唱団/関西合唱団とともにうたう合唱団/レガーテ
ス タ ッ フ 一杉忠(舞台監督)

演 奏 曲  1部 星に願いを(ピノキオより)             (詩:N.Washington 曲:L.Hanline 日本語詩:島村葉二)
ウィーンわが夢の町                (詩・曲:R.Siezynski 編曲:青山義久)
Tonigt〜l feel pretty(ウェストサイド物語より) (詩:S.Sondheim 曲:L.Bernstein)
One(コーラスラインより)              (詩:E.Klerban 曲:M.Hamlisch)

よされ大漁節                    (青森県民謡より 編作曲:間宮芳生)
最上川の舟歌                    (山形県民謡 編曲:はらたろう)
海の歌                        (朝鮮民謡)

Ol'Man River(ショウボートより)           (詩:O.HammerSteinU 曲:Jerome Kern)
いちばんすてきな                  (詩:ナジム・ヒクメット 曲:外山雄三 編曲:赤堀文雄)
奪われし初恋                    (詩:森村誠一 曲:池辺晋一郎 編曲:本並美徳)

合唱組曲
「こっちむいて、おかあさん」  (作編詩:瀬野とし 曲:高平つぐゆき)
 1.はぐくむ
 2.つるのおんがえし               (詩:朝山麻里子 編詩:高平つぐゆき)
 3.ぼくをたすけて
 4.お母さんの仕事は              (児童作文編詩:山ロみゆき・高平つぐゆき)
 5.子もりうた
 6.みんなちがってみんな友だち
 7.あなたたちは希望

        2部 星めぐりのうた                    (詩・曲:宮沢賢治 編曲:林光)
花の街                         (詩:江間章子 曲:団伊玖磨 編曲:増田順平)
早春賦                         (詩:吉丸一昌 曲:中田章 編曲:林光)
わたしを束ねないで                  (詩:新川和江 曲:林光)
ねがい                         (詩:佐藤信 曲:林光)

混声合唱とピアノのための組曲
「忘れっぽい人に」より         (詩:中桐雅夫 曲:外山雄三)
 1.母子草
 2.想像力
 3.白いハンカチ

おやすみ                       (詩:デサンカ・マクシモビッチ 曲:外山雄三)

チラシ(表)

ごあいさつ

プログラムより
 本日は、ようこそおいで下さいました。
 関西合唱団は、皆様の大きなご支援によりまして、昨年創立45周年を無事迎えることが出来ました。
 今年は、次の50年への新たな一歩の年でありますが、その思いを込めた今日の舞台に、外山雄三先生や瀬野としさん、高平つぐゆきさんがすばらしい作品を贈って下さいました。
 社会の激しい動きの中で、うたごえが平和への願いと生きることの勇気を育んでいけるよう、さらに努力していきたいと存じます。
 本日は、本当にありがとうございました。
どうぞ最後までごゆっくりお聞きください。
1994年5月26日 【関西合唱団団長 西恒人】

メッセージ

プログラムより
 平和のうたごえをいつも高鳴らせ、人間らしいくらしを求める人びとの願いや闘いをうたにして、全国のうたごえ運動の牽引者としての精力的な活動に心から敬意を表します。
 とりわけ、毎回の演奏会の中で新しい創作に意欲的にとりくむ姿勢は、全国の仲間に創造的示唆をあたえています。
 うたごえが50周年にむけて、新たな前進と飛躍がもとめられている時、今日の演奏会を新たな出発点として、一層豊かで、明日への希望あふれるうたごえをひびかせ、前進することを期侍します。
【日本のうたごえ全国協議会幹事長 高橋正志】


 かねて憧れの気持で遠くから眺めていた関西合唱団からの新作依頼は、実に嬉しい事でした。やがて詞がきて、「こういう歌が書きたかったのだ」とお正月早々張切って取組みました。横浜の鳩の森愛の詩保育園では、卒園児一人一人に「その子の歌」を贈るようになってから9年たちます。そこで100曲近くを創る中で学んだことは、現代を生きる子どもたちの逞しさでした。親が明日を保証してやる・・・のではなく、子どもと共に築きあげるのだ・・・という思いをこの作品で作かそうと努力しました。
【高平つぐゆき】


 願いをこめて…。
 いつも励孝されている関西合唱団の皆さんの歌。そのコンサートのための歌作りに参加させていただき、大変嬉しく思っています。
 「子どもたちが、個性の違いを認め合い協力し合って、力いっばい生きていけるように」
との願いをこめて作詩しました。児童詩と山口みゆきさんの詩一篇ずつとを含め、作曲の高平さん、合唱団の皆さんの意見も伺って、七章にまとめました。この歌が、子どもたちへの思いを深め、ひろげる機会を与えることができたら、と願っています。
【瀬野とし】