定期演奏会の紹介

第65回定期音楽会の紹介

 あたらしい 世紀への架け橋

演奏日時 2000年5月17日(水)・18日(木)午後7時開演
演奏会場 森ノ宮ピロティホール
指   揮 守屋博之/山本恵造
ピ ア ノ 門万沙子/土肥永津子/山下和子
吉田親家(アコーディオン)/上里明(ウッドベース)
出   演 関西合唱団/5月の音楽会合唱団
レガーテ/
ヴォーカルアンサンブルAVANTI
ス タ ッ フ 和田みや子・辻上聡(司会)/森昭夫(舞台監督)

演 奏 曲   1部 ロシアの歌メドレー
  オデッサから来たドーニャ/カチューシャ/トロイカ/カリンカ/
  チャイカ/美わし春の花よ

   【関西合唱団/守屋博之(指揮)/門万沙子(ピアノ)/吉田親家(アコーディオン)】

仲間達                    (詩:くすみまこと 曲:宅孝二)
ウォビチャンカ               (詩:ポーランド民謡 編曲:ミハイロ 訳詩:関鑑子)

      【AVANTI/門万沙子(ピアノ)】

いとし子よ                  (詩・曲:原田義雄)
うたごえにのせて             (詩:津布久晃司 曲:林光 編曲:松永勇次)

   【レガーテ/山本恵造(指揮)/山下和子(ピアノ)】

仲間のうた                 (詩:大江将精 曲:荒木栄 編曲:赤堀文雄)
ピケはる娘                 (詩:小羽田正孝・パリゼンヌ労組 曲:北出次郎)
みんな元気か               (詩:山ノ木竹志 曲:たかだりゅうじ)
未来をかけて                (詩・曲:斉藤清巳)

   【関西合唱団/山本恵造(指揮)/土肥永津子(ピアノ)】

母なる故郷                 (詩:入江晃 曲:木下航二)
合唱組曲「砂川」より           (詩:坂本万里 曲:芥川也寸志)
  V「人に」
  W「火よ」

   【関西合唱団/守屋博之(指揮)/門万沙子(ピアノ)】

        2部 骨のうたう                  (詩:竹内浩三 曲:外山雄三)
なかった                   (詩:茨木のり子 曲:外山雄三)
あなたを知らない             (詩:窪島誠一郎「あなたを知らない」 石垣りん「弔詞」
                                            井上靖「友」より 曲:外山雄三)

VICTORY                  (詩・曲:高見沢俊彦)
愛は時を超えて              (詩:芹沢類 曲:織田哲郎)
When the saints go marching in    (編曲:徳備康純)
DRY BONES                (編曲:LIVINGSTON GEARHART)>
HAPPY X'MAS(War is over)       (詩・曲:John Lennon 編曲:赤堀文雄 訳詩:山口みゆき)

みんなのうた                (詩・曲:原田義雄 編曲:青山義久)

   【関西合唱団/5月の音楽会合唱団/守屋博之(指揮)/門万沙子(ピアノ)】

チラシ(表)

ごあいさつ

プログラムより
 本日は、関西合唱団第65回定期 5月の音楽会にようこそおいでくださいました。
 わたしたちの生きてきた20世紀が終わろうとしています。
 人間は発達し、進歩し、発展しました。その中で出てきた矛盾や捨ててしまったものもたくさんあります。人間の手でつくられた戦争は、人間を狂わせ、生命を奪いました。だれもが「もう戦争はしない」と心に決め、人間らしい生き方を求めました。そこを原点にわたしたちは歌ってきました。
 わたしたちの生きていく21世紀が始まろうとしています。
 だれもが明るい希望にあふれた未来を願っています。その未来は"今"のつみ重ねです。わたしたちが変わらずもち続けている原点を、"今"に照らして歌っていくことしかありません。
 世紀の境目の日も今日も同じ。新入団員もベテランも一人ひとりが未来のつくり手、そんな思いで、精いっぱい歌いたいと思います。
 これからも関西合唱団へのご指導、ご支援をよろしくお願い申し上げます。どうぞ、最後までごゆっくりお聴きください。
【関西合唱団団長 山口みゆき】

メッセージ

プログラムより
 2000年−希望にあふれる新千年紀の幕開け。人類が築いてきた芸術文化の成果はめざましいものがあり、これをより豊かにして未来の世代に引き継いでいくための架け橋の年でもあります。
 人間が人間らしく生きる勇気と希望を運び続けてきたうたごえが、21世紀に向かって国のすみずみに豊かな花を咲かせるために明るく、力強く、そして意気高く前進したいと思っています。
 今、一人ひとりのいのちが、暮らしが、平和が脅かされる中で明日への生きる勇気と希望、平和への思いをともにきりひらいていくうたごえが今ほど求められているときはありません。
 こうした中で、歴史と伝統を豊かに発展させ、新しい創造に常に挑戦し、きりひらいている貴合唱団の音楽会の成功を心から期待しております。
【日本のうたごえ全国協議会 幹事長 高橋正志】

 第65回定期「5月の音楽会」のご盛会おめでとうございます。貴団におかれましては、平素より「うたはたたかいとともに」を合言葉に闘う労働者を励まし、平和への想いを歌にするなど日夜ご奮闘されておられることに心より敬意を表します。
 さて2000年は、激動・変革の年であり、国政を変えるチャンスの年です。
 昨年は、ガイドライン法をはじめ盗聴法・「国旗国歌」法など悪法が強行され、国会議員の数だけを頼みにした自自公政権に対し、国民の大きな怒りを背景に国会内の野党共闘が前進し、国会外においても、とりわけ年金制度の改悪反対闘争では、今までになかった「全労連」「連合」「全労協」が同時に座り込むなどの行動が生まれました。総選挙を控え、労働者・国民の要求実現にむけた国政推進の砦をより一層大きくしましょう。
 「うたはたたかいとともに」この合言葉の中に込められた思いがますます私たちの活動や闘いをすすめていく上でも重要なものになっています。21世紀の平和な日本をめざして、過去から現在までの「うたごえ」の歴史を再度振り返り紐解き、経験や教訓を明らかにする中で、次のたたかいや連動の展望が見えてくるものがあるのではないでしょうか。この演奏会で「うたごえ」のエネルギーを実感し、労働者への励ましとしていただけるよう「5月の音楽会」の成功と貴団のますますのご発展を祈念し、メッセージとします。
2000年5月17日 【全大阪労働組合総連合(大阪労連)議長 岩佐敏明】