演奏会リハーサルの様子

日程  2004年5月28日(金)
場所  いずみホール

今年もとうとうやってきました! 今日は演奏会当日。昼から本番の会場で通しのリハーサルを行います。

早く来れる団員は10時に集合して、プログラムにチラシを折り込みます。全員集合は昼の12時半。しかし、ここいずみホールも昨年のNHKホール同様に簡単には入れません。警備員さんの前で受け付け名簿にチェックを入れ、出演者・スタッフ全員が入館証を首からぶら下げることになります。入館証は帰りに全員返さなければいけないのですが、渡されてすぐになくす人が出ました。しかし、返さずに帰った人はいなかったようでした。

いずみホールです。大阪城の北東にあるビジネスパーク内にあります。 楽屋入口。いずみホールの入り口の左手にあります。 これが入館証。昨年のNHK大阪ホールよりずっと簡素な作りです!
ホール内部はクラシカルな木のぬくもりを感じさせる作り。照明もシャンデリア風。会場の端まで声がよく届きます。 いずみホールの楽屋です。数が少ないので、男声は22人で4畳半ほどの部屋が1つ。交代で着替えて荷物を置いておくのが精一杯。女声がうらやましい? 今回も出演しない団員や元団員や元研究生など多くの方に表方・裏方を手伝っていただきました。B券の座席券交換を指示する自作プラカードを持ったバスのBさん。ありがとうございます。

1時から舞台の上で体操・発声。つづいて1時半より場当たり、2時から5時までリハーサルを行います。

12時半よりステージにて体操と発声練習。ここに立つだけでうまく歌えるような錯覚が・・・? 発声はバスTさん。のどの奥をよくあけ、ホールの響きを良く聞いて声を出すように指示が出ます。 リハーサルは着替えないのですが、靴だけは本番のものをはいています。
下手側のステージ入口。本番では団員がここから出ると大きな重いドアがピタッと閉まります。 全員がひな壇に上がり、演奏教育部長のテノールYさんより場当たり・・・つまり、ひな壇での立ち位置や出入りの仕方の確認をします。 出入りの姿勢や靴音も問題になっていました。す。

ここから各ステージのリハーサルになります。1回通す時間はあっても2回通す時間はありません。指揮者はポイントを絞って注意していきます。歌い手の方も本番用に声や体力を残す必要があります。指揮者の守屋さんは「リハーサルは無理をしないで本番用に声を残して。ただ、ここは出してと言った時はしっかり出して欲しい。でないと本番でどんなバランスになるかつかめないから。」と言っていました。

まずは1部のステージTから。上手袖に待機し、上手より全員入ります。ステージでは下手側でセッションが始まっています。みんなの緊張が伝わって・・・きませんね? ステージTは静かにピアノの門さんとドラムスの小川さんとウッドベースの藤岡さんによるセッションから。 上手よりセッションに照明が当たっている中を静かに入っていきます。
「Summertime」の最初をどう輝くように歌うか。何度も練習をしたのに・・・!指揮者を視界に入れて前を向いて歌います。 「Don't cry for me, Argentina」は指揮者に前半は集中し、後半のffより体を自由に動かしながら前を向きます。女声のピッチが? 「Swanee」は金井さんに編曲をお願いしました。この曲も前を向いて歌いますが、出だしの部分は指揮に集中が必要です。
指揮は守屋さん。だんだん声をしっかり出すよう要求が変わってきます。 今回はNHK大阪ホールと違い照明の変化はつきません。つまり、演奏で勝負。・・・きつい! 次はAVANTIの4人。伴奏はピアノの門さん、ウッドベースは藤岡さん。曲目は「翼」と「トランペット吹きの休日」。

次はステージU。日本の歌です。まずは久しぶりに男声合唱から。

ステージUは男声合唱「だれかが風の中で」から。少ない男性陣でオリジナルの上条恒彦と違い、大変柔らかく歌います。バスのソロはTさん。 ステージUの指揮は山本さん、ピアノは土肥さんです。 女声も加わって小田和正作詞作曲で今回編曲を金井さんに依頼した「風のように」。男声の語りのような斉唱から入ります。
バックにパイプオルガンを入れて撮ってみました。ソプラノ側からです。 「桑ばたけ」はテノールS?のソロから始まり女声、男声、混声へと。ソロはこれで2回目の練習。大丈夫かぁ? 「ねがい」は高平さんに混声合唱のために作曲をお願いしました。指揮のダイナミックレンジは最高潮。
写真をひな壇の上から撮っていたら「集中しろ!」と団長に叱られました・・・。でも、こんな写真はここでしか撮れないのです。 アルト側からです。指揮者からもっと声を出して欲しいと指示が出ますが・・・? ステージUが終わると、休憩に入ります。

団員はしばし休憩に入ります。ここでレガーテ登場。今回も素晴らしいハーモニーを聞かせてくれることでしょう。

2部の最初はレガーテ。1曲目は「壁きえた」。指揮は山本さん。 2曲目は「二度とない人生だから」。ピアノは山下さんです。 3曲目は「谷茶前ぬ浜」。沖縄民謡の手拍子が入ります。リハーサルではそろったりそろわなかったり。さて、本番は?

ステージVの「そして一輪の花のほかは」、そしてエピローグ。長かったリハーサルも最後です。

ステージVの「そして一輪の花のほかは」。ピアノは門さんです。ソプラノ側から。 アルト側から。組曲の1曲1曲の変化が声になっているでしょうか。 指揮は守屋さん。
エピローグは「 What a wonderful world」から。ステージT・Uに参加された方が入ってきます。ドラムとウッドベースも加わります。 アレ?指揮者がいません。合唱と伴奏のバランスを聞くために会場の真ん中へ行っているのでありました。 「HAPPY XMAS」を歌い、最後の「みんなのうた」では毎回の演奏会同様に舞台に広がります。
ステージTとV、エピローグ、AVATIのピアノは門さん。 ドラムスは昨年の演奏会でもお世話になった小川さん。 今回お世話になったウッドベースの藤原さん。
練習が終わり、ひな壇に腰を下ろして最後の連絡を待ちます。 赤いシャツの方は毎回演奏会の舞台監督をして下さる森さん。 リハーサルで疲れた中、演奏教育部長や団長、組織委員長からの連絡に集中します。

1時半から5時半まで続いた4時間にわたる練習がやっと終了しました。軽く夕食をとって6時半にリハーサル室に集合して、発声と意思統一をして、舞台袖に並びます。ところで、指揮者の某Yさんは、男声合唱のソロのバスTさんの特訓、レガーテの特訓・特訓・特訓。タフですね。AVANTIもつられて本番直前にリハーサル室で特訓となりました。
さて、その本番の演奏はどうだったのでしょうか。

大きな写真は後日UPします。また、29日のリハーサルの様子と打ち上げの様子は別にあります。(以上の写真はテノールSとバスTさんの提供でした)
【テノール S】