2005年度 練習合宿の様子

日程  2005年4月9日(土)〜10日(日)
場所  奈良ユースホステル

 第70回定期演奏会(6/10・11)に向けて、3回目の特別練習は合宿の形で行われました。奈良ユースホステルに場所を移し、4月9日(土)午後6時〜10日(日)午後3時半までたっぷりと時間を使って練習し、交流しました。
 では、その様子を少しだけ紹介します。

奈良ユースホステルは奈良ドリームランドのそばの球技場横にあります。 昨年の合宿に使った服部緑地にあるユースより格段にきれいです。 おまけに周囲は桜満開。練習は午後6時からなので何人かの団員は桜見物に出かけていました。
体操・発声をバスのTさんが行い、早速1ステの曲の練習。あれ・・?会議のような座り方。ピアノは土肥さんです。 指揮者のバスYさんの指示でパートの声をまとめるため、パート同士で声を聴き合う練習です。 だんだん団員が増えてきて、輪が大きくなっていきます。この練習の成果か、各パートの声が揃ってきました。
相変わらずエネルギッシュ!「信じる」「生きる」「壁きえた」「死んだ男の残したものは」の練習。しかしこの座り方ではその指揮が見られないのが残念です? 最後に4曲を通して合わせるため、座り方を戻します。 歌詞の歌い方、言葉の意味などを丁寧に指示します。
男性陣は人数は少ないのですがボリュームは十分。この練習は9時で終了し、泊まる人は入浴。そして10時より学習・交流会。 学習・交流会は食堂で行われました。3つの班に分かれ、チューターはパートリーダーから3人が担当。 机上には“炎の歌”の全ての詩が載ったプリントが配られています。自然に被爆60周年の話、その中の「花」のイメージについて質疑応答が。
しかし、最初からアルコールが出ておつまみがあって、・・・ということで、自然に交流会に発展。 11時も過ぎると班は自然に解体し、あちこちで雑談。 次から次へとアルコールが出てきます。沢山買い込みました。後ろの方ではソプラノのAさんが、団員との交流を捨てて外人のハンサムな若者とずーっと2人きりで話しています。
12時も過ぎました。そろそろ寝ないと明日の練習に響きます。2段ベッドが3つある部屋に戻り、布団の中に入りました。 すると食堂から飲んだくれの集団が乱入。大きな声を上げ、さらにアルコールを追加していきます。ベッドの中から抗議をするとカーテンが引かれてしまいました。 絶好調の飲んだくれ集団。このすぐ後、他の部屋より「静かにして欲しい」という当然の要求が出て、お開きとなりました。明日の練習は大丈夫かいな?

 10日は2,3,4ステージの曲の練習です。4ステでは青年と共に、2ステのラテンの曲では初めて演出の方が来られて振り付けを覚えます。さて、うまくいくのでしょうか。

食堂での朝食。昨日とうってかわって健全な空気がいっぱい。 これが豪華朝食メニュー。 朝食が終わり、新聞に目を通す人。
外の空気を吸いながら楽譜の点検に余念がない人。 パートの音程を互いに確かめている人、様々であります。 そして、午前9時から体操・発声がスタート。テノールのSが担当しました。
まずは2ステージのラテンの曲の確認から。 指揮は守屋さん。特に「シェリトリンド」の3拍子が様にならないのだそうです。 ピアノは門さん。体を使うために朝から立ち通しで歌うソプラノMさん。
そして、“炎の歌”より「石」と「花」。不充分な部分を選んで練習します。 そこに待ち人来たる。今回「コンドルは飛んでいく」でケーナの演奏をお願いした岩城さんです。 さっそく前奏から吹いていただきました。小さな笛からは想像もできない笛の音。美しく大変大きいのです。これを聞くと曲に入り込みやすくなります。
午前の練習が終わり昼食。指揮者、副指揮者、ケーナの岩城さん、演奏教育部長とそろい踏み。 次々に団員が入ってきて食堂は満杯に。 昼食のメニューです。炊き込みごはんはおかわり自由でした。テノールのNさんは2回目の方が大盛りでした。
昼休みの時間に班練習をする人。 桜の木の下で自由にくつろぐ人。 団長と一緒にキャッチボールをする人、とこれも様々でした。
そして、4ステージの安広真理さんの作品の練習。「ねがい」「その手の中に」「ひとつのピース」の3曲です。 前列にはこの4ステージのためだけに参加される青年の方々に座っていただきました。 新たに参加された人を加えて青年は20名になりました。。
次に椅子を全て取り払って、演出を手伝って下さる元団員の文屋さんの登場です。4ステージは群像のイメージで歌う体系を作ります。 青年をどのように並べるか、立ち位置を決めています。 曲によっては簡単なジェスチャーを加えます。
今回新たに参加された青年の方々。遠い奈良まで短い練習のためにご苦労さまでした。 休憩時間の間に青年の方々の自己紹介と今後の練習のうち合わせ。。 練習合宿の最後は2ステージのラテンの4曲に初めて動きをつけることです。初めに柔軟体操をし、立ち方の練習。
続いて4人一組で歩き方の練習。胸を進む側の上方から引っ張られているように歩くよう指導してくれました。 続いて「シェリトリンド」後半のサンバのリズムの動きの練習。まず、体系を作ります。パートは崩され、サンバののりの良かった女性が前に並ばされます。 全員が数人ずつの隊を作ります。前で喜んでいる人、後ろでホッとしている人、様々です。
3つの決めポーズの練習。どのポーズを取るかも隊の中で分けます。男性はやりません。練習のじゃまなので座っています。 盆踊りではありません!。サンバのリズムに乗って手を動かします。こうなると全然合唱が聞こえてこなくなります。 前列は後列と違い動きが複雑です。男性陣も後列の盆踊り?には参加します。これで練習終了。あと2ヶ月でものになるのでしょうか?
組織委員長のソプラノYさんからチケットの売れ具合について。 演奏教育部長のテノールYさんから「暗譜」について。そして練習会場を片づけ、奈良ユースホステルを後にするのでした。 これは次の日の11日(月)の練習。4ステージに新たに5人の青年が参加してくれました。これで25名になります!まだまだ参加できます。連絡待ってます!

 無事、練習合宿を終えることができました。ラテンの曲が動きの練習に時間を取られ、充分にこなせなかったのは残念でした。
 次回の特別練習は初めの予定にはなかったのですが5月5日(木)午後1時半から音楽センターで行います。団には5月の連休なんて無いのです。
 今回は様々な試みがなされたため、アルバムに沢山の写真を載せてしまいました。もっと楽しい写真はあるのですが団の品位を保つため、自粛させて頂きます。
大きめの写真をUPしました。(2005.4.25)【テノール S】