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松原千振先生の合唱講座 名指揮者による合唱講座U 日程 2005年12月23日(金・祝) 午後1時30分〜4時30分 譜読み練習12時30分〜 場所 総合生涯学習センター第1研修室 |
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今年度の2回目の日曜講座は、松原千振先生の合唱講座。12月23日(日)に梅田の第1ビルの総合生涯学習センターで行われました。 当日は90名を越える方々で会場は埋まり、楽しい説明と実践的な練習の合唱講座が行われました。 事前に「Ave maris stella」を初めとする各国のクリスマスに歌われる合唱曲の楽譜が7つも渡され、こんなにたくさんの歌を歌うのかなぁ、ラテン語もドイツ語もあるし、ハーモニーだけで歌詞まではやらないのでは・・・などと心配していたのですが、・・・ |
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会場と同時に受付担当の団員が準備しています。 | 休み時間に利用できるようホットコーヒーのコーナーも。 | ビデオの準備もできました。まるで外は夜のようですが、ブラインドを引いてあるのです。 | ||
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守屋さんが譜読み練習を開始。この時点で会場の入りは5割ほど。ピアノは門さんです。 | 練習曲が多くて大変でしたが1時間も経つと会場はほぼ満員となりました。 | 進行役の副指揮者のバスYさんが日曜講座の説明と松原千振先生を紹介しました。 | ||
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松原先生の登場です。まずはクリスマスの曲について解説。「きよしこの夜」などのクリスマスキャロルはミサの中で歌う歌でないこと。典礼の曲との違いを説明していただきました。 | つづいて「ラテン語とドイツ語の曲を歌いいながら、またCDを聴きながら勉強しましょう」「歌詞は大切ですから」と、ハンガリー人のバルドスの「Ave maris stella」の練習に。4部のラテン語の曲をあっという間におさらいです。「クリスマスは同時にマリアの祭典でもあり、マリアに関する歌も多い」とのこと。 | 続いて同じ北欧の「Ave maris stella」。歌詞は11世紀頃のもので、中声のスタイルの演奏をCDでも聴かせていただきました。3番目の「Singt unt klingt」では「ラテン語とドイツ語が混ざっており、昔の人の配慮がある。前の2曲と違い明るくリズムがある。終わり方は3度がなく中世風に終わる。」 | ||
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4番目の「Maria durch ein Dornwald ging」はドイツ語。「フォークコラールなどの曲はバッハなどの曲に良く生かされている。大衆の培ってきたメロディー。クリスマスの作詞は無名の人ばかり」と解説され、ピアノで和音の展開のおもしろさを話されていました。 | 続いてCDを聴きました。コダーイの曲でフランスに伝わるメロディーなのだそうです。混声3部で終わりは5部になっていました。CDは自ら操作されてかけておられました。 ここで少し休憩となりました。 |
休憩後もCDで「スズメバチのクリスマス」。続いて松原先生が長くおられた北欧の話。「北欧では12月24〜25日にかけて電車もバスも止まる。最低限の所しかあいてない。店は24日の昼から26日まで休む。みんな家で家族と過ごす。24日の礼拝後はラジオもTVもクリスマスの曲をくり返して流すだけ。ニュースもない」とのことで、賑やかな日本とは大違いでした。 | ||
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5曲目は「Dies est laetitiae」。単純だが美しいメロディーです。6曲目は「OMNIS MUNDUS JOCUNDERTUR」。「フォークコラールをモチーフにプレトリウスが編曲したもの。この編曲は難しく、音程の練習になる。譜読みを早くするには全員で全パートを歌うこと」とのことですぐに実践しました。 | ピアニストの門さんも参加。続いてCDをいくつも聴きました。「ルネッサンス、ラテンの曲に加えて各国独自のクリスマス曲が作曲された。」ということでスペインのバスク語のクリスマス曲、ルーマニアの曲、エストニアの曲。7曲目は「Psallat scholarum concio」は13世紀のフィンランド人は編曲したもの。 | 更にCDを聴き、最後にドビッシー作詞作曲の「家のない子のクリスマス」。「ドビッシーが最晩年に子ども達のために作った。第一次世界大戦が背景にある。」とのこと。 時間も4時に迫ったので、進行役のYさんが出てきて松原先生にお礼の言葉を述べました。 |
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残り時間が少ないためあまり質問などは出なかったのですが、日曜講座が終わった後、個人的に先生の所に質問に行かれる方もいらっしゃいました。 | 今日は遠く福井からも来ていただきました。その方々が来年の11月に行われる「日本のうたごえ祭典in福井」の宣伝をされました。 | 進行役のYさんより次回3月12日(日)の里井先生の日曜講座と、2月5日(日)の大阪のうたごえ祭典の宣伝をして終了しました。 | ||
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前回(2月6日)の松原先生の日曜講座はハーモニーの感じ方を中心としたものだったのですが、今回はクリスマスの曲を中心にしてその背景といろいろな音楽の作り方を勉強することができました。 この他にも松原先生はたくさんお話しをされたのですが、このアルバムでは断片的な紹介しかできなかったことをお詫びします。なお、今回のビデオもあります。ご希望の方はご連絡下さい。【テノール S】 |
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