2006年度 特別練習 第1回目

日程  2006年4月9日(日)
場所  大阪音楽センター2Fホール

 第71回定期演奏会(7/29・30)に向けて、はじめての特別練習が4月9日(日)に大阪音楽センターで行われました。
 午前10時よりテノールSにより体操・発声、その後、ステージ4の青年とともに歌う舞台の練習に入ります。では、その様子を少しだけ紹介します。

体操と発声の後、副指揮者Fさんにより青年とともに歌う歌3曲の練習に入ります。3曲ともっこの時に楽譜が渡されました。朝にもかかわらず、青年の舞台に参加するために何人もの方が来られました。 ピアノは石田瑞枝さんが都合で朝は来られないため、レガートのピアニスト、山下和子さんいお願いしました。まずは「NO MORE CRY」。あのTV番組「ごくせん」の主題歌です。混声4部の編曲は何と山下和子さんにお願いしました。 指揮者はみんなに階名で歌わせるし、そのテンポも早いし大変でした。これから何ヶ月もかけて(といっても練習回数は?回です)練習するので、まずは曲の全容を知ってもらおうというわけです。
TV番組を見ていた人はつかみやすいのですが、そうでない人はなかなかリズムにのれません。これからの練習次第のようですが、「NO MORE CRY」を連呼するところは良く声が出て揃っていました。 2曲目は「Imagine」。英語の詩で歌います。この演奏会のために金井信さんに編曲をお願いしたのです。青年が主旋律(2部)、関西合唱団が4部のオブリガードをつける形式です。 やはり英語の歌詞付けが難しいですが、若い人は案外抵抗なく歌えているようです。指揮者からは「ぜひ、原曲を聴いて欲しい」と要望が出されていました。
3曲目は安広真理さんに作曲をお願いした「誰が・・・」(谷川俊太郎詩)。いままでの安広作品と感じが変わっていて、この曲も評判が良かったです。 12時近くになり、青年担当のソプラノKさんから今後の練習のこと、募集のことが話されました。 今回、青年の舞台に参加された方を順番に紹介していきました。今回が最初なので参加者は少ないですが、これからぜひ皆さんも一緒に歌いましょう!!

 午後の練習は守屋さんの指揮で、ステージ2を行い、その後、ステージ1とステージ3の曲を練習します。

ステージ2はたった2曲。「歴落」(外山雄三曲)と「4つのスロヴァキア民謡」(バルトーク曲)でわずか15分ほど。しかしこの演奏会でこの2曲が一番難しい。今日は時間の関係で、「歴落」だけの練習となりました。 ピアノは石田瑞枝さんです。しかし、「歴落」は無伴奏の曲なので、演奏会当日はピアノなしになります。現在の所、ピアノで弾いてもらっても音程やリズムが揃いません。 5拍子や7拍子、音程の難しい跳躍、民族的な旋律。しかし、時間をかけて練習するとその曲のおもしろさが見えてきます。曲を覚える対策として大昔の団の演奏に各パートのピアノの音をかぶせたMDやテープをソプラノNさんが作ってくれました。感激!!
午後の後半はステージ1と3の練習です。休憩時間の間に特別団員の方の発声をバスのTさんが行い、練習開始。指揮は守屋さん、ピアノは門さんです。 ステージ1では松下耕編曲のさだまさしの「道化師のソネット」「精霊ながし」「北の国から」。そして「Jupiter」。ともに親しみやすい曲で歌いやすい編曲、練習がはかどります。ステージ2とはエライ違いです! ステージ3は“平和の誓い”によせたアンソロジー<作品選集>。「奪われし初恋」(曲:池辺晋一郎)、「祈り」(曲:林光)、「とむらいのあとは」(曲:外山雄三)、「日本国憲法第九条」(曲:外山雄三)、「火に」(曲:芥川也寸志)の5曲。
アンソロジーの5曲はかつて団が演奏会で歌った歌。テノールSがその演奏をCDに焼いて希望者にお分けしました。習うより慣れろという言葉通り、聴いて慣れると歌いやすいはずです。なお、ソプラノ以外のパートはそこにパートリーダーがパートの声を吹き込んだものを作成するとのこと。早速、テノールはテープを配りました。 ステージ1と3の為に集まっていただいたともに歌う団員の方々を副指揮者Yさんが紹介します。親しみやすい曲、平和を訴える曲と素敵な選曲です。ぜひみなさんも参加してみませんか! これは【おまけ】。定期演奏会のキャッチコピーのコンクールでみごと優勝したソプラノKさんが記念品をアルトUさんからもらっているシーンです。数十もあった候補から「語りつぐもの 手わたすもの」と決まりました。ちなみに準優勝はバスのIさんでした。

 全曲の練習をすることはできなかったのですが、定期演奏会の大きな流れはつかめた特別練習でした。これから本番まで4ヶ月近くあります。ともに歌う団員青年のステージなど、これから参加しても充分間に合います。ぜひ、一緒に歌ってみませんか。
 次の特別練習は6月10日(土)・11日(日)の長居ユースでの合宿です。長居競技場の中のきれいなユースで合宿が楽しみですね。この合宿までの2ヶ月間で暗譜をし、合宿以降の1ヶ月半で曲想をバッチリ仕上げていくという計画です。計画段階ではうまくいっています!しかし、現実は毎年・・・??。そこで、各パートは別な日にパート練習を組むことになりました。アルトは4月に2回も予定しています。
大きな写真は後日掲載します。【テノール S】