機関紙「くれっせんど」より

2003年6月 317号〜322号       バックナンバー  現在

2003.6.26
No.0322
眠れない夜は、思いきって朝まで練習
 会場を満席状態で歌いたいと思い、チケット販売を始めたのですが、遠方に転居した人など、もう来て下さらない人も出て来ていましたので、思いきって声をかけられる範囲を拡げてみましたら、今年始めてきて下さる方、来年ならという方など続々と見つかり、30名ほど増えました。来年が楽しみです。今年は?今年来て下さる方に歌を通して、メッセージをしっかり贈れたらと思います。それより楽しかったと思ってもらえたらいいのかな。
 個人の練習ではまず暗譜。眠れない夜は、思いきって朝方まで練習します。そんな時が一番記憶できるので変ですね。次に練習時、録音してきたテープの声をチェックします。口を平たくしていないか、どこでビブラートが出ているのか、音程が下がりやすい所はどこか、勝手にスローテンポにしやすいところはどこか、音の取りにくい所はどこか、言葉や文の流れを狂わす、大きな強い発声をしてしまっているところはどこなど、チェックをして、繰り返しその部分を練習するようにしています。
 昨年の学習部の資料も良かったですが、今年の資料もとても良いので、しっかり読ませてもらって歌に生かすことができればと思っています。永さん、林さん、高平さん、外山さん、みなさん一見ひょうひょうとしておられるように見えるのに、心の中はやさしく、熱く、強く燃えておられることを、又、それぞれの曲の誕生の過程を知り、感動しています。
 練習に行く時、あわあただしく汗をかいたまま出かけており、電車の強い冷房で冷やされ風邪をひいてしまいました。昨年の定演時も一ヶ月続いた風邪が当日の午後に治り、3年前は、風で演奏中、咳をこらえ熱に耐えという状態でした。今年は十分注意して、早く休養を取り、当日を迎えたいと思っています。【アルト M】

2003.6.26
No.0322
松本の講習会に参加して
 毎年6月に松本へ行く度、沢山の事を思い出しながら帰ってきます。今年は2日目に梅田俊明先生の指導の講座、3日目に栗山文昭先生の合唱講座がありました。2日目の梅田先生の講座では、毎年着実に成長している受講者が何人か見えて、続ける事の大切さを実感した反面、これからどの様に成長するのか、その為に、より何が必要なのか、という事が明らかになった講座でした。(毎年そうだけれど・・・)
 3日目の栗山先生の講座では、午前中に「アヴェマリア」午後に「新世界」をしました。本当に楽譜をていねいに読んでいる事、楽譜を読む力が必要な事、表現する為に必要な集中した練習、御手、リズム、声の響き等、まわり道することなくひとつひとつ学ぶ事が必要だと切実に思いました。”声は意志、うたはこころ”と合唱団の先輩によく言われましたが、意志のある声がなくてはならないという事を栗山先生がおっしゃった時、私達は、その意志のある声を作る為に必要な学習をしなければいけないし、それがうたうよろこびを知る為にも必要な事だと思いました。沢山のカンパをいただき、本当にありがとうございました。【ソプラノ M】

2003.6.19
No.0321
音楽会のお客様と共感しあえ、のちのちのつながりが広がりますように
 楽譜をはずして歌える歌が増えてきた分、不安定なところも見えてきました。毎日、譜面とパートテープ、練習テープで確認しています。これからは、声のひびきや言葉が伝えられるよう、そして、歌への思いを考えながら取り組みたいと思っています。(学習かわら版はじめ資料が助かる!!)
 音楽会のお客様と共感しあえ、のちのちのつながりが広がりますように。【ゴスペル団員 アルト M】

2003.6.19
No.0321
6/15以降の自分の”変身ぶり”を楽しみにしています
 7月12日(土)当日では絶対思う存分歌ったり、リズムにものりのりで臨みたいと思っていますので、歌詞はもちろん覚えることと、一番音取りにくい「ハレルヤ」を何とか自信を持って歌えるようになるのが目前の重要課題です。目標は6/15までです。頑張ってテープを聞きまくります。6/15以降の自分の”変身ぶり”を楽しみにしています。【ゴスペル団員 アルト K】

2003.6.19
No.0321
♪永遠のみどり♪を聴きに来られる人に伝えたい
 6月7・8日と広島へ行く機会があった。神戸の看護学校のクラス会の集まりで、17名が集まった。原爆公園には以前にも行ったが、今年は「永遠のみどり」を歌うことを胸にだき、しっかりと刻んだ。それまでは、18才に戻ったおばちゃん達も、この時だけは静かにバスのガイドの案内を聞き入った。
 私自身のことについては、両親が広島で被爆した、被爆二世である。このことに関しては、まったくと言っていい程、親は話をしなかった。あらためて思うと、母は何回も流産をくり返していたように思うが、4人の子どものたくましい母親だった。18年前に父が、今年母が、慰霊碑に記帳されている。毎年4000人の被爆者がなくなったいるそうだが、いまだに被爆したことを認めてもらえずに、裁判も各地でされ、争っておられる。
 70年間、草木も生えないといわれていた都市が、世界の各地から贈られた緑でおおわれ、市民も水に対する思いも強く、被爆した死体でいっぱいになった川も静かに流れていた。
 一方では有事法制が成立。今後、発動を許さないたたかいが求められている。この事、しっかり受けとめ、「永遠のみどり」を聴きに来られる人に伝えたいと強く思う。【アルト O】

2003.6.19
No.0321
歌いこむほど味が出るすごい曲だなぁ
 歌いこめば、歌いこむほど味の出る、というか何度歌っても歌いきれない、すごい曲だなァということがわかってきました。楽譜集の初めに「関西合唱団と守屋博之氏のために。心から尊敬と共に・・・」とありました。その意味をかみしめながら一生懸命、練習して当日を迎えたいと思っています。【「永遠のみどり」をうたう団員 ソプラノ N】

2003.6.16
No.0320
OB特別号

表面 
関西合唱団OBの方向けに発行しました。現在郵送作業中。近々、届くと思います。

もし、届かないようでしたら、こちらまでメールをお願いします。

裏面 

2003.6.16
No.0320
OB特別号
今までの合唱団とは一味違ったステージをご期待下さい
 今年7月12日(土)NHK大阪ホールにおいて開催する定期演奏会の企画をご紹介いたします。オープニングは、親しみのあるポピュラー曲で演奏会の雰囲気に入っていただこうと思っています。続いて、先日の「お母さんコーラス大阪大会」で見事人賞したレガーテ。大会でも歌った自信の三曲を演奏します。
 第一部の後半は、『永遠のみどり』。関西合唱団と外山雄三先生の共同による一連の反核平和作品群の白眉ともいえる作品を再演します。武力による支配が色濃くなる世界状況の中で、「戦争をする」国への道づくりがすすめられている今、この作品を歌う今日的意味を問いかけたいと考えています。
 第二部は、うたごえの曲からわたしたちの思いを込めた新旧三曲をお聞きください。続いて小編成AVANTI四人のハーモニーを楽しんでいただいた後は、メインの「ゴスペルステージ」です。エネルギッシュに楽しく会場を熱くするようなステージにしたいと一般公募した「ゴスペル合唱団員」約四十名の方々と練習に励んでいます。いままでの関西合唱団とは一味違うステージをご期待ください。
 NHK大阪ホールでみなさまとお会いできることを楽しみにしております。【企画委員長 テナー Y】

《注意 1》 企画が上記から変更になりました。レガーテとAVANTIの出演順序が入れ替わり、第一部でAVANTI、第二部でレガーテの出演となります。

《注意 2》 一部のOB特別版とこのHP上で演奏会の日程が12日とするべき所を一五日ととなっていました。上記のように訂正させていただきます。すみませんでした。

2003.6.16
No.0320
OB特別号
指揮者から
 もうずいぶん長く関西合唱団の指揮をしている。この文章を読んでくれるほとんどの人と、一緒にうたったことがあると思う。
 メンバーも変っているし、新しいレパートリーにも挑戦している。でも、関西合唱団には、あなたがうたっていたころから変らないものがある。
 それは、私たちの歌がいつでも平和を願う多くの人々の心に根ざし、しかも常に新しいものに挑戦しようとする姿勢だと思う。
 あなたたちと一緒につくってきたそんな伝統が、いましっかり根をおろし、成長している姿を今度の音楽会で是非みてほしい。【常任指揮者 守屋博之】

2003.6.16
No.0320
OB特別号
今回の演奏会の企画の目玉
 今回の目玉のひとつはゴスペルヘの挑戦で、人問性を否定され虐げられてきた者の魂の叫びを熱く歌い上げます。一方うたごえ合唱団としての宝物であるうたごえで生まれた名曲を歌い継いでゅく事も我々の大きな役割です。政府の経済失政で多くの労働者が職を無くしデフレ環境の中で生活が苦しくなっている今こそ伝えなければならない思いをうたごえ作曲家の3曲の名曲に込めて歌います。きっとこれらの演奏で共感し元気になってもらえると思っています。またこの間のイラク戦争、有事法制など危険な情勢の中で今伝えなければならない思いを関西合唱団の「永遠のみどり」と今年も「おかあさんコーラス全国大会」に選出されたレガーテの「想像力」など3曲に心を込めて歌います。平和への願いが心を揺さぶると確信しています。是非NHKホールに来ていただき応援をお願いします。【創造教育委員長 バス Y】

2003.6.16
No.0320
OB特別号
音楽会組織委員会より
 合唱団OBならびに関係者のみなさまにおかれましてはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。また、日頃より団活動へご支援ご指導頂き深く感謝いたします。
さて、今年も定期演奏会を開催いたします。先輩たちが築かれた伝統を引き継ぎつつ新しいことへの挑戦を重ねていますが、今回はゴスペルという新しいジャンルに取り組んでいます。リズムや発音(語)「何せ英語です」が難しく、まだまだ途上ではありますが本番では楽しく演奏したいと思いますおっと!企画は企画にまかせて…肝心の組織の方ですが、会場がNHKホール(地下鉄谷町4丁目)といういい会場が使用できること、また企画も良いということで順調に組織は進んでおります5月29日現在、目標1387に対して946の到達で座席が7割り方売れました。ただし、良い席から売れましたのでこれから大変だと感じています。OB、先輩の皆様方、もしも都合が許されるのであれば、ぜひご来場頂きたいと願っています。A席、B席については、まだまだチケットはございますのでご一報いただけましたら幸いです。いつもお願いばかりで申し訳ないですが、今後ともよろしくお願いいたします。【第68回関西合唱団音楽会組織委員長 バス T】

2003.6.16
No.0320
OB特別号
第88期研究生の募集にご協力下さい
 軽夏の候、みなさまお元気のことと存じ上げます。
 さて、関西合唱団では今月6月20日(金)より第88期研究生が始まります。
 学校内や、おかあさんコーラスなどの合唱活動は活発になってきているにもかかわらず、私たちを取り巻く状況は世界においても、日本国内においても大変厳しくなっています。現在、研究生申し込みが3名と言う状況です。そこで勝手な勝手なお願いですが研究生に1人でも多くの人に入ってもらうためのご協力をお願いしたく、ご連絡させて頂きました。
 年齢制限などはございませんのでぜひまわりの方にお声をかけていただきますようお願いいたします。(詳しくは同封のチラシをご覧下さい)
 また1度修了したけれどもう一度じっくり学んで見たいという方、大歓迎です。かつての楽しかった研究生生活を思い出して頂いて、対象者をご紹介頂けたらと思います。【関西合唱団88期募集担当者 テナーY(69期研究生修了)】

2003.6.16
No.0320
OB特別号
「亀渕友香さんのゴスペル講座」 1対200人なのにすごい迫力でした!
 去る、4月29日、日本でもトップのゴスペルミュージシャンである亀渕友香さんをお招きして「亀渕友香さんのゴスペル講座」を都島区民センターにて行いました。この日は、関西合唱団と一般公募した「ゴスペルを歌う合唱団」以外の一般参加者120名余り、全体で約200名が参加し、会場一杯の熱気あふれる取り組みになりました。
 私たちが今回の定演でゴスペルのステージを企画したのは、いま流行のゴスペルの魅力である、解放された自由な体の底からの歌声、虐げられた黒人奴隷たちが自由を希求する魂の深い叫びを自分たちの合唱団の演奏で表現したい、多くの方々と一緒に楽しみたいと考えたからです。しかし、疑問や不安もたくさんありました。「ゴスペルとクラッシックの発声は違うのでは?」「リズム感のある曲は苦手…どうしたら身につくだろう」「さまになるのだろうか・・・・」こんな思いをいっぱい抱えながら、この日を迎えたのでした。
 まず、最初にゴスペルの簡単な解説。アフリカから奴隷として連れてこられた黒人が作り出した音楽、アフリカでも草や木など多くのものに神が宿ると考えており、その点では日本とも共通点があるなど興味深いお話を伺いました。歌を一曲ご披露いただいた後は、発声練習。SPEEDや久保田利伸など数多くの有名なミュージシャンをヴォイストレーナーとして育てたという亀渕式のエクササイズが次々に…「簡単に発声しておきましょう」という打ち合わせとは裏腹に、みんなの反応がよかった(?)からか、なんと一時間も!
 休憩をはさんで、会場からの質問にお答えいただきました。「ゴスペルとクラッシックの発声はどうちがうのですか?」「何も違いません。違うのは、歌っている世界だけです。歌うこころが変れば(音楽も)変ります」「どうしたらリズム感がつくのでしょう?」「普通に歩ける人はリズム感が悪いということはありません。自分で拍を感じながら歌うこと、拍の中の子細かいビートを感じること、揃えることが大事です。」そして、手拍子の練習を小学生レベルから大学生レベルまで実技指導。
 最後は、定期演奏会でも演奏する「HALLELUJAH」と「Swingin' With the Saints」の2曲のレッスン。英語の発音を明確にすることで音楽もリズムも浮かび上がってくるということがわかりましたよね。
 「楽しかったです。元気がもらえました。」「発声がとてもよかった。合唱団の練習でも取り入れてほしい。」「やれぱできるんだという気になりました。」「一人対二百人なのにすごい迫力でした。」など、参加された方にとっては、いつもと違う世界の音楽に触れてたくさんの発見があり勉強になった一日だったのではないでしょうか。定期演奏会では、この日学んだことを生かして、自由と希望のうたごえをエネルギッシュに歌いたいと思っています。【テナー Y】

2003.6.12
No.0319
レインボーコーラスを聞いて(6/1)
 今回レインボーコーラスとして始めて合唱に適したホールでのコンサートとなり"レインボーコーラス"の持ち味の出せる演奏会となった。透明感のある美しいハーモニーのアカペラで始まったコダーイの作品はアンサンブルの美しさに心地よい気持ちに浸れた。まさに指揮者の本並氏の目指していた世界がよく実現できていると感心した。各パートの響きも明るく揃っており音程のうるさい指導者ならではの精緻な音作りがにじみでていた。しかし木下牧子池の作品も含め音色が単一であったが曲の求める音色が欲しかった。昴はよくも声自慢の実力のあるメンバーを揃えたものだと感心した。ユニゾンの意志のある力強いうたごえは流石である。欲を言うならテナーの声の伸び、ピッチの低さ、鮮明な発語など気にならないようになればと感じた。レインボーとの合同の41名の混声になった時の迫力ある合唱はなかなか立派。多少雑な感じがしたのは練習不足のせいか。最後の指揮者作曲の「この空に風が光る」は地雷を無くしたい気持ちがよくにじんでおり、気持ちの伝わるさわやかな演奏で好感が持てた。またアンコールの「のんのさま」では優しさ暖かさの感じる演奏となり気持ちが癒された。それまでの演奏と比べこの2曲がなぜ心の伝わる演奏となったのかいろいろ考えさせられた。レベルの高いコンサートを楽しませてもらい今後もレインボーならではの音楽つくりを期待できるコンサートとなった。【バス Y】

2003.6.12
No.0319
合唱団フーガの演奏会をきいて(6/1)
 6月1日、合唱団フーガのコンサートに行って来ました。この日は隣の大ホールで合唱連盟のコンサートが行われていたので、会場を間違ってそそくさと出て行った人もいました。少人数の合唱団ですが、みなさん、歌い込まれており、いきいきとした表情で楽しいコンサートでした。中でも男性団員2名のアフロヘアー姿での登場は、おもしろかったです。写真を頼まれていたN君もバッチリ撮っていたそうです。気がつけば、いつのまにか会場はたくさんのお客さんでうまっていました。
 会場に貼ってあるポスターには、フーガの昔の写真があり、そこには若い人たちもたくさんいました。「うたごえ」も以前の様な活気が取り戻されればいいなあと思いました。【バス T】

2003.6.12
No.0319
楽しく成功だった北西地域 歌う会(6/6)
 6月6日、国労開館3階で、北西地域始めての歌う会を取り組みました。参加者28名で楽しい歌う会ができました。北西地域サークル参加団体の号笛、相川保育園、ドラネコ、あすわーく、西淀サークル、きたえー班の他に職場のサークルからそれぞれ参加がありました。伴奏者はギター山根さん(国労南畿)、アコ一村さん、キーボード井上さん(北区の方)と豪華な伴奏陣でした。号笛の下温湯さんの慣れた司会、武田富貴子さんのコールで、「職場の歌声の歌集」を使わせてもらってドンドンと歌っていきました。リクエストもたくさん出て、予定の時間いっぱい楽しく歌うことができました。
 途中コーヒータイムをとり、アップルパイとお飲み物で少し休憩。その時間を利用してコマーシャルタイム。あすわーくは開所一周年の絵画展のことを、関西合唱団からは音楽会と研究生募集の訴えをしました。闘ってこそ明日がある合唱団から5人で『人間の歌』の力強い合唱がありました。
 関西合唱団からは、ソプラノKさん、バスTくん、アルトM

2003.6.12
No.0319
空海と高野山
 久し振りにペンを取ります。5月18日(日)に、K先生、バスのIさん、アルトのKさん4人で、京都国立博物館へ「空海と高野山」を見に行ってきました。その日は天気も良く、長袖だと暑く感じました。会場に着くと人、人で人のことが気になって集中してみれなかったのは残念でした。せっかく4人で来ているのに、、一緒に見られなかった。見終わったら会場の前で会うことになりました。僕が長く足を止めて食い入る様に見たのは、「八大童子立像」が感動しました。1つ1つの作品を話し出すと原稿用紙が足りません。いつも思うのは、大昔、今から1200年前の物が色あせずに残っていることに驚きました。4人で研究生のことも忘れて楽しい8時間でした。K先生は仕事で先に帰り、3人で四条まで歩きました。男が2人に女が1人でへんな感じです。Kちゃんも疲れたと思います。団員の皆さんも時間があったら出かけましょう。【テノール T】

2003.6.12
No.0319
研究生担当者 珍道中記
 アルトのkさんがふりかえって一言「あれはまさしくちんどうちゅうやったわぁ」
 すこし古いことだが、5月18日(日)、87期が終わってほっとしていた私たちは「空海と高野山」を見に行くこととなった。言い出しっぺはおっちゃん。
 博物館から出ると思わず「ふーっ」人いきれで息苦しかったこともあったが、不動明王や菩薩たちの迫力から解放された嘆息。まんだら図やなにやかやが頭の中でごちゃごちゃになってまだ踊っていた。すぐにソプラノのKさんが、アルトのkさん入場して90分もたつと、薄暗がりの中で眼は疲れ足は棒になり、「空海と高野山」の雰囲気はばっちり感じとっていたものの、先へ進む速度はだんだん速くなっていた。
 「おっちゃんの姿身なんだな」と3人。「途中の休憩所で眠ったいるのとちがうか」「おむかえの前で座りこんでるかも」
 おむかえとは「阿弥陀聖衆来迎図」のことで、信長の比叡山焼き討ちから逃れて高野山に来たという逸話のある最高傑作。チラシを見た時から、その絵に使われている朱色に、「この赤はええでぇー。昔からひとつも色は変わってないらしいぞ」と、おっちゃんの眼はかがやいていたのだった。待てど時間はたつばかり。ソプラノのKさんは用事があって先に帰阪。90分待ってやっとおっちゃんが現れ、五条の駅前で昼食。説明文をきちんと読み、ていねいに見ていたという。「すごい、私たちの倍の時間や」
 加茂川のアベック通りをぶらりぶらり。「この3人どう見えてるのかな」兄妹だの親子だのわいわい。結局七条から円山公園まで歩いたが、アイスクリームの甘かったこと。
 仏様に見守られた様な気がし、一寸ハイな気分になった半日だった。【バス I 】

2003.6.9
No.0318
みんなで歌えるって、やっぱりええなあ〜!!
 子育てと仕事に追われていた日々・・・。ストレスが溜まると夫と居酒屋で発散していたのです。ところがストレスは発散したけれど、溜まっているものが・・・なんと脂肪が・・・体重が・・・!!大幅に加速進行形でした。そんな悩みの真っ最中、舞台に立つメンバーが足りないから・・・と地域のコーラスからのお誘いがあり参加しました。みんなで歌える事が嬉しくて楽しくて「やっぱり、ええなあ!!」昨年の”日うた”は、単独で参加。もっと歌いたい!!もっともっと歌いたい!!決してうまくは歌えない私だけれど、大勢で歌えるってやっぱり最高!【ゴスペル団員 アルト H】

2003.6.9
No.0318
レインボーコーラスコンサート(6/1)「虹のおくりもの」の感想
 一言で言うと、「綺麗」。歌も見た目も。
 一番よかったことは、「みんなで歌いましょう。」タイムで、客席まで、団員の方々が来て下さったことだ。私のななめうしろに一人来て下さってとっても美しい声でうらやましくってしょうがなかった。
 最後に、平和を願った歌「この空に風が光」を聴いて、本当に国境なんてなく、みんなが仲良しだったらどんなに素敵だろうと思った。平和なって難しい。けれど意識することが、とっても大切って思った。【ソプラノ K】

2003.6.9
No.0318
友達の一言
 定期演奏会の券を購入してくれた後に一言「若い時はハーモニーがきれいだなだけでも満足したけど、今は歌詞がききたくなってきた。それがわからないと、何か不消化みたいでちょっと不満足かな!!」と、ポツリと言いました。私等は、歌っているから歌詞はわかっているけど、初めて聴いた人にわかるようにうたえるまで練習せなアカンと再認識させられました。自己満足に終わらせないようにしよう・・・と。【アルト T】

2003.6.9
No.0318
あるがままに(6/1)誰もが主人公ライブに参加して
 レインボーコーラスのチケットも買っていたが、悩んだ末、旭・都島子ども劇場のコンサートに行った。人の入りがやや悪く、開演時間が少し遅れた。まずは和田みや子さんのクラッシックソロから始まった。鼻にかかった甘い声が何とも魅力的で、「いとし子」は手話つきだった。次のギター片手に原田義雄さん登場。日に焼けておられ逞しく見えた。1曲目は「さとうきび畑」、原田さんのピアノと歌の合間に、やさしくピアニカの音色がはいり素敵だった。目の不自由なのがわからないくらい普通に動くので、友達がビックリしていた。次に「あるがままに合唱団」の演奏。子ども劇場のお父さん、お母さん、お兄さん、お姉さん、子ども達が、練習に練習を重ね、本日初舞台を迎えたのである。「ぼくたちの歌」、「よろこびのうた」、そして子ども劇場作詞、原田義雄作曲の「あるがままに」・・・。いい曲で、みんなもいい顔をして歌っていた。合唱コンクールなんぞに出してもいい評価を得るかもしれない。
 二部はガラッと雰囲気が変わってみんなで楽しく♪うたう会♪先ほどの「あるがままに」も楽譜を見ながら歌う。最後は「みんなの歌」♪い〜つかまた会おう〜♪の部分は原田さんが手話を教えてくれた。みんなで和気あいあい、ほのぼのとした演奏会だった。「あるがままに」のCD、好評発売中!(¥1300円)城北市民学習センターにて 【アルト Y】

2003.6.9
No.0318
編集後記(このごろ思っていること)
 「うたごえのひろば」(4月号)という機関紙に豊田光雄さんの「眠くなる演奏をすること」という題の記事を見つけた。タイトルのおもしろさにひきつけられ、読んでみた。
 眠くなる演奏の五ヶ条を少しでも克服して演奏したいものだと思うのだが、これがとても難しい。あきらめないで、勉強・勉強・・・。【アルト T】