機関紙「くれっせんど」より

2009年 6月 915号〜918号       バックナンバー  現在

2009.6.25
No.0918
関西合唱団第74回定期演奏会チケット普及へのご協力をお願いします!
 合唱団は、演奏に責任を持つ、チケット普及に責任を持つ。あたりまえのことですがこれがまた、しんどーて、やっかいで・・・
 さて、関西合唱団第74回定期演奏会まで一ヶ月を切りました。チケット普及のご協力に関しても再度お願いを致します。
 一日目の7月20日(祝・月)に関しては、順調に普及が進んでいますが、21日(火)、二日目については、厳しい状況です。800座席満席をめざしているのですが、6月18日時点で333枚の普及でした。
 平日夜の演奏会という条件もあるのかもしれませんが、たとえ厳しい条件でも、演奏も、チケット普及も成功させたいと考えます。私たちにとって、団としては毎年恒例の定期演奏会ですが、ひょっとしたらお客さんの中に、これが最初で最後の演奏会という方は、いないでしょうか。演奏と観客の数は無関係でしょうか、だからどうなんだ!
 普及に関して、掲げた目標を突破してがんばっておられる方もいますし、同じ班員の普及する姿を見て、自分もがんばるしがんばれるということが普及の動きの中で実感されたという感動的な報告もいただいていますが、きっとそういうことで成功が見えてくると思います。演奏会に関わる全ての方が一人一枚普及していただけたら全体としては、百数十枚広がるのですから。
 これからもよろしくお願いいたします。【組織担当 バス1 T】

2009.6.25
No.0918
チケット普及ニュース
 「いずみホールフレンズ」の会員の方が近くにおられて、去年の雅楽を共演した「音楽九条の会」会員に郵送される演奏会予定表をみて、チケットを買ってもらいましたが、今回も「定期演奏会あるんでしょう」と友人と三人分のチケットをご購入。誰に声をかけようかと苦労している中、これは本当にうれしかったです。同時によい演奏をしなければと気持ちがひきしまる思いでした。【南班 ソプラノ2 I】

2009.6.25
No.0918
新入団員の悩み
 未熟な私が合唱団の舞台に立っていいものでしょうか?3000円の重みが大きく肩にのしかかってくる。高い声は一朝一夕で出るものではない、と分かった今なおさらつらい。それでも10人の人に来てもらえることになった。時間をやりくりし精一杯の努力をするしかないと私は覚悟をきめた。
一つ 練習を休まない
二つ 18曲の暗譜
 つれあいには申し訳ないが我が家の台所・トイレ・寝室の壁には歌詞がべたべた。
 あと1ヶ月、演奏会を終えた私はきっと・・・・・・【新入団員 ソプラノ2 Y】

2009.6.25
No.0918
中桐雅夫について
「酒」から「何と呼ぼう」まで
B新聞記者中桐雅夫
 Aで彼の酒の中身をのぞいてみた。一筋縄でいかない「酒」のようだ。中桐は、神戸高等商業で進級不可能になるや上京し日大芸術科に編入した。太平洋戦争の始まる前年である。さらに開戦の翌年、徴兵検査をうけた翌日に文子と結婚、入隊の健康診断で結核と判明し除隊になった。文学者・結核と言えば、中原中也(30歳)・梶井基次郎(31歳)・織田作之助(34歳)・宮沢賢治(37歳)らがうかぶが、中桐は彼らの仲間入りをせず64歳まで生き延びた。1943年、読売新聞社の新聞記者となるが、戦時中のしかも海軍情報部詰めになり、日本国民を戦争に駆り立てた心臓部に身をおくことになったのである。当時の読売はどんな記事を国民に発したのか、当然中桐もかかわったはずだし、彼自身が執筆した記事も多くあったであろう。硫黄島の戦いにのみしぼってみたい。
・「吹きはなす名残の尺八 機上 微笑み湛え『大いなる死へ』」
・「爆弾だき 戦車に突撃 硫黄島 連射砲部隊長 早内大尉」
・「壮絶 最後の無電 大任果たして殊勲のK丸体当たり」
硫黄島が陥落した日の記事も読んでみたい。
・「一億死に徹すれば、危局、活路あり」
硫黄島の玉砕が美化されそれが硫黄島に続けと沖縄戦で利用された話しはよくしられている。
・「時は今、本土決戦態勢の強化」
・「自己を信じ敢闘せん 硫黄島勇士の魂に応える道」
このような記事が毎日の新聞にあふれている。中桐の関わった記事にどれだけの人が戦争に鼓舞激励されたことだろうか。つぎのCは中桐雅夫の手です。【あまのじゃく】

2009.6.25
No.0918
月例エッセイ
守屋博之
 当然のことだが指揮者はだれでも、指揮を見てうたってほしいと思っている。
 問題は指揮を見るとはどういうことかである。大きな目を見開いて指揮者を凝視しているというか、にらみつけるというか、そんな感じでうたっている合唱団がよくある。学校のコンクールなどに出てくる中学や高校の合唱団にそういうのが多い。50人いると100の目が見つめるのだからすごい迫力である。うたごえの合唱発表会でもそれに近いのが多い。
 一方オーケストラの演奏を見ると、大指揮者が指揮していてもオケの楽員は楽譜に首をつっこんだままで、あまり指揮など見ないで演奏しているように見える。ところが、彼らは細心の注意をはらって指揮を見、感じているのだ。たまにオケを振ってみると、僕のようなヘッポコにたいしても彼らが敏感なのがよくわかる。
 みんなの前で、指揮者は手の振りだけでなく体中でたくさんの情報を発信している。それをうたい手も目だけではなく体中で感じ取ってほしいのである。
 じっと見つめてくれる必要はない。指揮者を視線のどこかに入れて気にしていてくれたらそれでいい。見ているのに反応しないのが一番恐ろしい。

2009.6.25
No.0918
演奏会にかける思いを語るコーナー
(団員とともにうたう団員の皆さんです)
 大へんお世話になっています。一つの花、the flagがやっとリズムに乗れる様になりました。最後まで頑張ります。【ともに歌う団員 ソプラノ Y】

 歌詞を間違えないようにがんばります!【ともに歌う団員 ソプラノ Y】

 練習はとても楽しいですが歌詞を覚えるのが大変です。【ともに歌う団員 アルト K】

 合唱は爽快 それが伝わればいいなぁと思います。【ともに歌う団員 ソプラノ Y】

2009.6.25
No.0918
第94期研究生 説明会A
 第2回目の説明会6/9(金)には4名が来られた。迷っている人もいたので説明にかかる。「みんなと一緒だと楽しいですよ」。「もっとたくさんいると思ってた」の声。用紙記入や声調べもしてもらったが??次回来てくれるかな?
 次は入団式。募集は続いているので更なる声かけをお願いします。(2回で5名入団決定!)

2009.6.18
No.0917
この想い 心ひとつにして!
―定期演奏会成功のために―
 演奏会までいよいよあと1ヶ月。「歌覚えなアカン」「チケット売らなアカン」と、忙しい毎日ですね。関西合唱団員としては当たり前のように活動しているのですが、団外の人からは、週2回の練習の他に特別練習(パート、日曜ふくめて)、班活動にその他様々の取り組みetc、「ようやるわ」という声をいただく事も皆さんそれぞれに、ご経験をお持ちなのでは・・・。
 実際、私たちは「ようやって」います。自分をほめてあげましょう!でも、なぜこんなに頑張ってるの?この歌が好きだから、この歌が歌いたいから、この歌を聞いて欲しいから・・・。難しい理由は抜きにして、最後はみんな同じような理由かな?それぞれに活動できる条件も範囲も違うけど、この想いがあれば、きっと心ひとつにして頑張れると思っています。だから、「音が取れない」「チケットが売れない」・・・悩みがあれば、いろんな人に相談してみましょう!きっと自分では気がつかなかったような解決策が見つかるはず。嬉しい事があればみんなに報告して下さい。お互いに喜びあいたいと思うのです。歌の歌詞ではないけれど「あなたは1人じゃないんだよ」って。そうしてみんなで一緒に演奏会の成功を確実なものにしていきましょう!
 きっとやり切れると信じています。(でもホント、関西合唱団の人って、すごいよね〜)【班委員長 ソプラノ2 Y】

2009.6.18
No.0917
郵送大作戦でチケット普及!
 定期演奏会のチケット普及は毎年困っています。今まで聞きに来てくれた人が特別団員や記念合唱団に入ってしまうためにチケットが売れなくなる?、ご近所づきあいはないし、職場は遠いせいかこちらから遠慮をしてしまい、昨年は1人も来てくれませんでした。
 そこで毎年、前に演奏会に来てくれた人、音楽に関心のありそうな人に演奏会の解説や自分の近況を書いた手紙を送っています。今年も40通ほど送りました。これはかつて団のテノールで活躍されたロクさんがチケット普及のために送っておられた「ろくさん新聞」がヒントかな?
 毎年送るので都合が合う人は連絡をくれます。毎年来られる方や、数年おきに来られる方、送り続けて10数年、一度もこられていない方など。こちらの都合で送るので来ていただけなくて当たり前です。そのかわり、来られる方はお友達やご夫婦で来る場合も多いです。今回も最近送った所、すぐにご夫婦で来るといううれしい連絡があり、チケットをお礼状とともに郵送しました。ただ、ロクさんのご指摘のように郵送代がずいぶんかかるのが問題点ですね。【ポマB班 テノール1 S】

2009.6.18
No.0917
一人の仲間が一人の仲間を呼んでこよう!連れてこよう!
 「ともに青年」の数が毎回増えて喜ばしい限りです。特に、「ともに青年」に来てくれた方がどんどん次の「ともに青年」を連れてきてくれはるのは、まるで、『ひとりーのぉ なぁかぁまぁが ひとりーのぉ なぁかのをぉー よんでー こよぉーつれてー こよぉー』ああっ これは去年のネタですがな。
 私自身もみなさん同様歌い手集めににあちこち顔をだしているのですが、なかなか増員にまでいたらず、力不足を思い知らされる日々です。
 ただこの頃思うのですが、今年の定演にたとえ50人の「青年」が揃わなくてもいいんじゃないか、と。成功を今からあきらめているわけではありません(というか、50人集まらなければ失敗だ、とも思っていませんし)。あちこち顔を出している内に、最初は人集めで参加していた場所に(これはある意味あきまへんな)、いつの間にやら関係性がつくられてきました。運動というものは、1年に1回上げる打ち上げ花火より、毎日1本ずつ灯す線香花火に近い、という意見も聞きました。
 定演もその先も「青年」集めを続けていくことを“楽しみ”として運動していければなあ、と思います。【コンクリートの背中】

2009.6.18
No.0917
「いのちをつなぐ人たちのうた」を演奏したい!
−森の宮歯科竣工式に向けた取り組みについて−
 「生協森の宮歯科の竣工式で、のえ診療所のように『いのちをつなぐ人たちのうた』を演奏したい」という要望が寄せられ、7月26日(日)の竣工式に向けて練習会が行われています。
 これは、のえ診療所竣工式の様子が掲載されたヘルスコープ大阪の新聞を読んだ東成区の生協組合員であるFさんという方が、その思いを一年間心の中に暖めておられ、竣工式が決まったことでようやくその思いを合唱団に寄せられたのだそうです。
 演奏にあたっては、生協組合員だけではなく、同じ地域の北中道小学校で活動している生涯学習コーラスグループ・童謡を歌う会(24名)にも呼びかけ参加してもらうこととなりました。このグループの指導者が地域で特別養護老人ホームを経営している関係で、同じ地域の人に医療生協のことを知ってほしいと思い、声をかけられたそうです。月2回午後の練習をソプラノ2のTさんが指導して下さっています。また、組合員の練習は、森の宮歯科の会議室で、これまで3回集まって練習をしています。
 のえ生協診療所や住吉民主診療所の取組みとは異なり、組合員さんの発案で始まった画期的な取組みをぜひ成功させたいと思います。
 竣工式当日は、会場スペースの制約で、全部で35名ほどしか歌えないため、童謡歌う会24名と組合員6名(全員ソプラノパート)、そして関西合唱団員10名で演奏することになりました。団員全員が参加できないのは残念ですが、アルトと男性の方の参加をよろしくお願いします。【テノール2 Y】

2009.6.18
No.0917
第94期研究生 説明会@
 第1回目の説明会6/12(金)に参加予定の方が2名が来られた。入団決定!しかし、「どれだけ集まるのか?」が2名の関心事でもあるようです。
 次回、19日も2名参加予定です。団員のみなさん、声かけして頂いて一緒に参加して下さい。引き続き、よろしくお願いします。

2009.6.18
No.0917
演奏会に向けて
 会場に来て下さった人の心に届くように頑張ります。【ともに歌う団員 ソプラノ2 S】

 中学校に勤めています。15才の生徒が自分に向き合って手紙を書く詩がよいです。【ともに歌う団員 バス A】

2009.6.18
No.0917
「9の日行動」に参加して
 城東九条の会の駅前宣伝行動に4名の参加で、私は初めて参加しました。
 駅に降りるとソプラノ2のAさんの「署名お願いしまーす」の大きな声が飛び込んできました。九条の会の訴えの間に合唱団の歌ということで、「青い空は」「野に咲く花のように」「折り鶴」などを歌い、その後、署名の訴えをしました。署名をしてくれる人が少なくて、ちょっと残念でした。そんな中で、毎月「9の日行動」を続けておられること、すごいなと思いました。私もまた、視覚障害者の九条の会に生かすことができればいいなと思っています。【アルト1 I】

2009.6.18
No.0917
歌の持つ「力」を実感!
 北中道小学校の音楽室で童謡歌う会の練習があります。
 初めての練習日、15人のみなさんが迎えて下さいました。50歳〜70歳ぐらいの方がほとんどで、いつもは、ゆったりと童謡を楽しんでおられるのに、『いのちの・・・』の3曲はとてもしんどいのでは・・・と最初、少し心配でした。「発声練習から始めて下さい」と促されて、やってみると、何と、のびのびとした大きな声なのでビックリ!
 プロローグからスタートして、2曲目の7章の終わりまで、わずか1時間あまりでやってしまいました。その間、「休憩しましょうか?」(実は私が休みたかった)と提案したのですが、「大丈夫」とのことで、そのまま続行。その積極さに圧倒されてしまいました。この曲の持つ「力」をまたまた実感しています。
 この日のために、『いのち・・・』のテープと、繰り返し部分をていねいに蛍光ペンで印された楽譜が一人一人に準備されていて、竣工式での演奏にかける福沢さんの想いがひしひしと伝わってきます。私も心引き締まる思いです。先日の2回目の練習では、24人全員が来られ、ますます賑やかで楽しい歌う会になりました。
 全曲の説明とCDを紹介したところ、大変興味を示されて、6人の方がCDを買って下さいました。【南班 ソプラノ2 T】

2009.6.18
No.0917
編集後記
 バス2のIさんの本「心に棲む花」読んでいます。深く感動!!【ソプラノ2 I】

2009.6.11
No.0916
青年募集はまだまだつづく!
 歌にはチカラがありますよね。遭難した人たちが助けが来るまで歌をうたって励まし合ったこと、デイケアセンターのお年寄りが歌を通して生き生きしてくること。卒業式もキャンプファイアーも歌をうたうことによって感動が高まります。連帯感が強くなります。
 今年の定演はこの歌のチカラを、悩み苦しみながら働く青年たちにこそ伝えたいのです。そして、演奏会に来て下さったお客さん達にも元気になって欲しいですね。
 青年とともに歌う団員は現在21人(目標は50人)。そして舞台に立つ青年は25人(団員もふくめて)です。何とかあと10人は青年をふやしたい!!定演のラストステージをしっかり盛り上げたい!!みなさんの思いも同じだと思います。
 青年の練習はあと7回あります。特別練習の後の交流会では青年の生の声、思いも聞けますので順番に参加してもらえたらと思っています。最後の最後まであきらめず、青年を見たらチラシを手に声をかけましょう。【ソプラノ1 K】

2009.6.11
No.0916
声楽発表会演奏曲「思い出してごらんあの日描いた夢」
きたがわてつ作詞作曲
 南班が今年取り上げた曲は、川崎「なんぶ」合唱団の創立50周年記念に作られたもので、リズムはむずかしいのですがのびやかで親しみやすいメロディです。
 より深く理解するため情報を、と私が手紙を出したのですが、折悪しく紛失されたようで結局山本則さんがインターネットで資料を入手して下さいました。
 それによると、この曲は他の二つ「揺れる時代の中でも」「ほら、あの、あれ」との三連作の一つで、困難なこの時代に“あきらめるな”という励ましの歌を作ろうと団員どうしや作者のきたがわてつさんと何度か話し合いを重ねて生まれたものだそうです。特にきたがわてつさんは、若い時重い病を体験したことや、奥さんを早く亡くされて男手一つでお子さんを育てた事などから、何事もなく過ぎていく平和な日常の如何に大事なことか、また出会った人々との暖かな交流の中で現在の自分があること、また若者への熱い思いなどがたくさん詰まっているとの事です。
[最後の章の詞]
毎日毎日テレビでは悲しいニュースが流れ
やっとかきあつめた希望さえ押し流そうとする
思い出してごらん悲しみの底でも
あなたはいつも顔を上げて笑いながら泣いてた
思い出してごらんあの日描いた夢
いつかはきっとふり返って微笑んでくれるはず
 私は、この曲の中で詞の「笑いながら泣いてた」のところが特に好きです。曲の中では高揚の後の“mp”のところで、みんなが心の中に共通する涙を持っていて、だからこそ明るく歌おうというあたたかなつながりを感じるからです。
 満面の笑顔でラーララーララーラー・・・と底抜けに明るく歌うのも本当にすてきです。もっと練習して合唱としてのまとまりや美しさも作ってゆきたいと思います。【南班 アルト1 B】

2009.6.11
No.0916
演奏会にむけて
 A Little Jazz Massもだいぶ歌えるようになって楽しくなってきました。良い曲なのですてきに歌えたらいいなと思っています。【ともに歌う団員 アルト Y】

 若い人の曲、聞いた曲、でもむずかしいです。リズムをつかんでただ頑張るのみ!!ご指導よろしく。【ともに歌う団員 バス K】

 練習がとても楽しく元気になってきます。“the flag”“世界にひとつだけの花”のリズム、はじめは全然わからなかったけれどもう大丈夫です。【ともに歌う団員 ソプラノ2 N】

2009.6.11
No.0916
チケット普及 気をとりなおしてもう一ど
 「20、21は仕事なので聴きに行けなくてごめん。」電話のむこうから断わりの言葉。これで5人目。私の友達はこの日都合の悪い方ばかりなので、この時点であきらめの境地。
 きたえ〜る班で先進的な取り組みをしているアルト1のKさんの経験を班会議で聞いた。
@日頃からの結びつきを大切にしている。
A年賀状などに今年も来てねと書いている。
B電話口にメモを置いて時間が来るとすぐかけられるように用意している。
“私はもう必死よ”と話した。
 私は年賀状をもう一ど見直した。「コーラスききたいです。」と書いてあるのを見つけた。すぐ電話「ききたかったのよ。うれしい!!2枚でもいい?」と明るくはずんだ声。自分で垣根を作っていたんだ、と反省。彼女のはずんだ声にはげまされて、ダメもとと思って次に電話。すると、OK。2日で5枚、しかも21日のぶんだ。あわせて10枚になった。岸さんのような必死さが足りなかったこと。ダメもとでも次につながると思って電話をかけることの大切さを再確認している。
 期待して聴きにきて下さる人に心からのメッセージを伝えたいと練習に励んでいる。【きたえ〜る班 アルト2 T】

2009.6.11
No.0916
地元の九条の会でソロ
 定演の組織の成果がすぐには出てこないので、ちょっと書きにくいのですが・・・。先日6月6日(土)午後2時から千里山九条の会学習会が(関大法学部長・大阪9条の会事務局長 吉田栄司さんの講演)あり、どこで聞きつけられたのかそのオープニングに是非うたってほしいとのことで依頼があり、3曲(10分)うたいました。声楽発表会で歌った曲もうたって、目頭をおさえておられる女性もあり、うたってよかったなあと思いました。曲の間で定演と研究生の宣伝もさせてもらい、会が終わったあとの反応を期待しましたが、今の所成果はありません。でもとてもよいつながりができてよかったです。【バス1 T】

2009.6.11
No.0916
編集後記
 万博公園は今も花ざかり。手入れをした人の苦労が実っています。花がうれしそうに笑っていました。【アルト2 T】

2009.6.4
No.0915
メッセージの伝わるコンサートに向けて
 関西合唱団の声楽発表会を聴き、メンバーの可能性に改めて驚き感動しました。同時にこの力をコンサートに向けた音楽つくりに生かせたらと大きな期待を持ちました。コンサートで取り上げた作品に一人一人がしっかりと詩の内容、音楽に真摯に向き合い練習すれば聴き手に伝わる演奏が必ずできるのだという確信を得ることができました。このことを達成するためのエネルギーはやはり「なぜ今、このプログラムなのか、なぜこれらの曲を歌うのか、歌わずにはいられないのか。」という問いかけに対する全員の意志、想いの強さにあるといえます。まさにこの点こそが関西合唱団ならではの音楽つくりの持ち味であり、“うたごえ”の持つ音楽の本質とも言えます。「人生の応援歌」では苦しみ、悩み、闘っている多くの仲間に少しでも元気になって欲しい。「青年のステージ」では働く場も保証されない未来の見えにくい社会の実情で悩んでいる多く次代を担う青年達に、大人として支援の輪を広げたいという願いがその動機です。その為にも、コンサートに向けて歌う技術を磨くだけでなく、借り物でない心からのメッセージを伝えるところまで高めていきたいと願っています。全員の熱い思いや願いを本番で発揮するために全力で一緒に取り組んでいきましょう!【副指揮者 山本恵造】

2009.6.4
No.0915
中桐雅夫について
「酒」から「何と呼ぼう」まで
A酒と中桐雅夫
 @で「かわいそうなひと」は実は妻文子自身であったのではないか、と言ったのは、中桐から「かわいそうなひと」のレッテルをはがすためであった。では「どのようなひと」であったのか。その答えはなかなか難しいので、妻文子が嘆いた「酒」をヒントに彼の一面を探って見たい。
 詩人仲間の文章を読むと、彼の深酒ぶりがよくわかる。鮎川信夫は、「酒と沈黙で身を滅ぼしてしまった」と嘆き、三好豊一郎は、「晩年の中桐雅夫は酒びたりだったが、飲んでは吼えるということはしなくなった。彼は耐えて生きるために酒を飲んだのだが、その酒が彼の命を奪った」と悲しんでいる。彼は何に耐えていたのか、それは私の拙文の中核になるはずだが、まずは「酒」に話をもどそう。中桐自身は「酒」をどう思っていたのだろうか。「心の優しいものが先に死ぬのはなぜか、/おのれだけが生き残っているのはなぜかと問うためだ/でなければ、どうして朝から酒を飲んでいられる?」
 先に死んだのはビルマで戦病死した友人森川であったし、戦争で命を奪われた多くの若者であった。特に森川の死を悼んだ詩「海」は心に沁み入る悲しさがある。
 先ほど「酒と沈黙で身を滅ぼしてしまった」という鮎川の一文を紹介したが、その中の「沈黙」も私の拙文の中核になるはずである。三木卓が中桐の死について「…沈黙がましている」と述べ、堀川正美が「『荒地』グループのなかでも中桐雅夫は静かな隠者であるという印象をあたえてきた」と回想しているが、だれもその沈黙とは何かについて触れていない。「酒」と「耐える」と「沈黙」とは互いにどう繋がっているのか、それが「何と呼ぼう」にどう結びつくのか、これから触れてみたいと思う。Bは「新聞記者中桐雅夫」です。【あまのじゃく】

2009.6.4
No.0915
声楽発表会の成果を合唱に生かそう!
 第40回声楽発表会へのご協力、ありがとうございました。なれない新しい会場にもかかわらず、お世話係の方や佐藤さんはじめ多くの方が率先して運営に協力してくれたおかげです。
 今回も個々人の日頃の研鑽の成果がしっかり出ていた発表会だったと思います。プログラムの最後には熱い抱擁で目を楽しませてもらい、先生方の講評や山田先生・八木先生の演奏を堪能できました。
 さて、発表会後の合評会では、各班の演奏については守屋さんが「そこそこのできで、3班とも甲乙つけがたい」。また、指揮者二人から「個々人があれだけ歌えるのに、合唱にその力が生かせていない。特に女性が」という問題提起があり、議論をしました。「合唱の力量向上のために声楽を習っているのに、その成果が合唱に生かせているのか」という疑問があるからです。各先生とも個人指導が声をのばすのに大切だという点は同じなのですが、八木先生からは「合唱とソロでは歌い方が違う。ソロの歌い方では合唱で喧嘩してしまう。合唱では他のパートをよく聴くことが大切。」とのお話があり、一部の人は大いに参考にしなければなりません。山田先生からは「声楽は一対一の練習なので必ず自分で練習してくる。合唱ではその準備を怠っているのではないか?自分でできない人のためにパート練習は有効。」富樫さんからは「楽譜を持ち帰らずに団の棚に入れているのはどうか?」ときつい指摘も!また、「男性は声だけでなく曲の内容がよく伝わってきた。女性はしっかり歌っているがあまり伝わってこない。高音部でのピッチも低い。」とまだまだ研鑽の余地有りでした。アルトについては山田先生から「八木先生にヴォイストレーニングをお願いしたらどうか」とのご意見も出ました。
 プログラムの印刷ミスや原稿が司会者に渡っていないなどの不手際もありました。この反省は次回の海の日(7/19?)に生かしていきたいと思います。【声楽発表会担当 テノール1 S】

2009.6.4
No.0915
演奏会にかける思いを語るコーナー
(団員と、ともにうたう団員の皆さんです!)
 働く者の娘、働く者の息子として歩んで来たうたごえで出会った多くの仲間と共に人生を振り返り、遠く故郷の仲間に思いを寄せながら、“ひとりひとりがHERO”そして“人生の応援歌”をいずみホールから響かせたい。諦めず頑張りま〜す。【ともに歌う団員 ソプラノ N】

 去年は歌詞を覚えて歌うのがやっとだったので、今年は早い目に歌詞を覚えて、歌詞の内容を考えながら一曲一曲思いを込めて歌えることを目標に頑張ります!【ソプラノ2 K】

 昨年の演奏会もおもいがけない人が来て下さり、とても嬉しく思いました。遠い所までお金を出して来て下さる人たちに「来て良かった」と思ってもらえる演奏をしなければと考えています。その為に出来るだけ練習をして団演奏をステキなものにする、その一員としての役割を果たしたい。【アルト2 I】

2009.6.4
No.0915
編集後記
 声楽発表会が終わり、ホッとしました。花だんのあじさいの花がきれいですね。。【アルト1 N】