2005年度 特別練習 第1回目

日程  2005年2月27日(日)
場所  大阪音楽センター2Fホール

 第70回定期演奏会(6/10・11)に向けて、はじめての特別練習が2月27日(日)に大阪音楽センターで行われました。
 指揮者の守屋さんが風邪でお休みになられ、午前中だけ指揮をする副指揮者のバスYさんが午後からも全て練習をすることになりました。
では、その様子を少しだけ紹介します。

朝の10時より体操と発声。今日は休日で事前の調査?では多くの団員が出席できるはずなのに、始める時点で15人ほどです。この気合いの入れ方では演奏会は危ない・・・? 朝の体操・発声はテノールのSが担当。まだ、みんなの息や声の立ち上がりが悪く、十分に響かないし、音程が暗めです。姿勢や腹筋、目の裏側、ほほ、口角などの指示を出しますが・・・? 午前中は演奏会の2ステージである「信じる」「生きる」「壁きえた」「死んだ男の残したものは」の練習。
指揮は副指揮者のバスYさん。朝だというのにとってもハイテンションでダイナミックな指揮で迫ってきます。音楽の例えもゼスチャー入りでわかりやすく、ぐいぐいと団員を引っ張っていきます。。昨日、半日レガーテの指揮をしていた疲れを感じさせません。 ピアノは土肥さんです。「ここは伴奏で」「ここは前奏だけ、後はア・カペラで」「合唱部分だけを引いて」などと指揮者の無理難題を快く引き受けてくれます。遅れてきた団員も入り、11時頃には40人ほどになりました。 女性に比べて大変少ない男性陣です。手前がバス、その奥がバリトン、そして第2テノール、一番奥が第1テノール。休んだ人もいて各パートが2〜3人の状態です。このHPを見られた男性、ぜひ一緒に歌いましょう!
女性の響きやピッチを直すために、姿勢の注意をします。姿勢をただすために立たせて練習しています。 一番進んでいない「死んだ男の残したものは」に1時間半近くを費やし、残りの3曲は通すだけでした。残りの3曲はどうしてくれる・・・。 やっと昼食時間。コーヒーも用意されています。

 午後の練習は本来なら全て守屋さんの指揮、門さんのピアノになる予定でしたが、守屋さんが風邪で来れず、副指揮者のバスYさんが指揮をすることになりました。日頃、仕事で団の練習時間にこれていないYさんにとって、今日は大切な譜読みの時間だったのに、バスのパートを覚えることはできず、全体の指揮をすることになりました。練習後は「まだバスパートが覚えられていない」と困っていました。
 後半は4ステージの青年と共に歌う曲です。その後3ステージ、2ステージの曲と練習していきます。

4ステージのために来られた方向けに体操・発声練習をバスのTさんが行いました。この後ろで、他の団員は談笑をしたり昼食を取ったり、お茶をしたり、・・・あれ、あまり楽譜を見ている人はいないなぁ。これが団の日常ですね。 副指揮者のYさんの指揮で4ステージの曲の練習。安広真理さんの「その手の中に」「ねがい」、そして今回はなんと言っても安広さんお願いした新曲を練習しました。「とっても歌いやすくていい曲」との声が高かったです! この4ステージで安広真理さんの曲を歌うためだけに青年(ほんまもん!)の方が何人も来てくれました。もっともっとたくさんの方と歌いたいので、今後の練習に是非参加してください。詳しくはこのページまで!
新曲の練習に続いて「その手の中に」「ねがい」の練習。曲が歌いやすい分、どのように内容を作っていくかが問われます。 男女に分かれてパート練習をしました。男性は1Fに移り、演奏教育部長のテノールYさんの指揮、ソプラノのNさんのピアノで「炎の歌」の「花」を練習。リズムと音程がとっても難しい曲です。 2Fの男性は唯一副指揮者のYさん。女性だけのパート練習をします。「炎の歌」は外山雄三さんの作曲でリズムや音程は難しいですが、慣れると詩を朗読するように自然に音楽が流れてきます。そこまで行くかどうかが鍵なんです。
その後、また合同で「花」を歌います。あれ!さっきパート練習でできていた音程やリズムがもう取れません。やはり時間をかけて作っていくしかありません。 副指揮者のYさんも午後からはお疲れ気味。午前中のようなパワーは戻ってきませんでした。その分、落ち着いて練習はできたかな?午後からのピアノは門さんです。お世話になってます。 1ステージのラテンの曲「シェリトリンド」「マリア・エレナ」「グラナダ」は高平つぐゆきさんに編曲をお願いした曲です。他に「コンドルは飛んでいく」の4曲ですが、時間がなく、さっと通しただけでした。

 全曲を一応は通したのですが、まだまだ音程やリズムの不十分なところが目立ち、ハーモニーや曲想をつけていくところまでいきません。今日の練習は、どんな曲を演奏会に上げるのかのおおよそのイメージを持ってもらい、自分で練習してもらうきっかけとするためです。次回の特別練習は3月21日(月・祝)、そしてその次は4月9日(土)・10日(日)の奈良ユースでの合宿です。21日にはほぼ覚えきり、合宿では暗譜で臨んで曲想作りができる練習にしたいものです。
 そのため、各パートでは特別練習後の28日(月)にパート会議を行い、パート別の練習日を決めていました。ちなみにテノールでは21日をはさんでその前後に2回行う予定です。・・・そうそう、守屋さんはこの日も風邪でお休み。団では演奏教育部長のテノールYさんが指揮をしたり、男女パート練習をしてしのぎました。仕事で忙しい副指揮者のYさんが後でそのことを聞き、「何で僕に連絡してくれなかったのか!」とえらい剣幕で怒っておられました。何事にも一生懸命でどこか抜けている団の一幕ではありました。
【テノール S】