青島広志先生の音楽講座

      「オペラからミュージカルへ 舞台芸術407年の変遷」            チラシ(PDF2.6MB)

日程  2007年6月3日(日) 午後12時〜午後3時
場所  アゼリア大正

 今年度3回目の日曜講座は、青島広志先生の音楽講座「オペラからミュージカルへ 舞台芸術407年の変遷」です。6月3日(日)に字リア大正のホールで行われました。
当日は会場には200名の方々で埋まり、体を動かしたり、楽しい説明と実践的な練習の声楽講座が行われました。

 会場準備のために朝9時に集合。早く来た団員と参加者で受付の準備と椅子並べを始めました。そこに青島先生とテノールの小野さんが到着。
青島先生はピアノあわせもそこそこに、「一体感」が出るようにと会場の椅子の並べ方を変えるように指示を出されました。そして・・・

アゼリア大正のホールは入って左側。 9時より会場設営。早く来ていた団員で椅子を出して並べました。また、受付も用意しました。 ビデオやカメラのお願いをしているKさんです。団員(といっても現在は他府県の大学生)のお父さんです!
このように椅子を並べてみたのですが・・・。 10時過ぎに青島先生と小野さんが到着。まずピアノの位置を確認してから、会場の椅子並べを大きく作り替えるように指示されました。 そして書籍とDVDの販売コーナーを作ると、早速サインセール。TVでおなじみのトーンで本やDVD,声楽の先生のこと、そしてご自身で描かれた絵がいっぱい載った絵本のことなど話されました。周りは団員です。
12時になりました。会場はもうお客さんで埋まっています。青島先生と小野さんの紹介を副指揮者のバス2のYさんがしました。 青島先生の登場です。「オペラからミュージカルへ 舞台芸術407年の変遷」というテーマで『フィガロの結婚』序曲(モーツァルト)のピアノ演奏からスタート。そして楽しいお話が続きます。  「1600年にオペラはできました。覚えておきましょう!」ここからテノールの小野勉さんが登場し歌でオペラの歴史をつづっていきます。
休憩の後もオペラの歴史の続きです。後半ではハイCの歌にも挑戦。オペレッタから最後はミュージカルの『学生王子』(ロンバーグ)「セレナーデ」の演奏で終わりとなりました。 あっとういまに3時間が過ぎてしまいました。おしまいにまた副指揮者のYさんが今年度(2006)最後の日曜講座を締めくくりました。来年?を楽しみにして下さい。 その後は青島先生と小野さんのサインセールです。DVDの中には青島先生のピアノやお話、小野さんの歌もたっぷり入って、今回の講座と同じくとっても素敵な内容でした。

「くれっせんど」から  6月3日にアゼリア大正ホールで特別講座が開かれました。当日までどのくらいの人が来てくれるのかハラハラしましたが、2百人近くの参加があり、ほっとしました。笑い声あふれる楽しい講座の内容を簡単にご紹介します。
 「オペラ、序曲の間は入っていいです。」の声で始まったのは
『フィガロの結婚』序曲(モーツァルト)。
 「1600年にオペラはできました。覚えておきましょう!」ここから小野勉さんが登場し、青島広志さんの楽しい話と歌で、オペラからミュージカルまであっという間にすすみました。歌われたアリアを挙げておきます。
・『オルフェオとエウリディーチェ』(ペーリ)より「喜びもて、わが歌」
一番はじめのオペラです。
カストラート
モンテヴェルディ『ポッペアの戴冠』
・『セルセ』(ヘンデル)「オンブラ・マイ・フ」
易しいですね。どうぞ持ち歌に!
・『ドン・ジョヴァンニ』(モーツァルト)「私の恋人を慰めに」
テノールですが、コロラトゥーラがあります。
オッタービオ、最後のアリア。“退出アリア”ですね。
長いフレーズを一息で歌います。反応を見ると、お客さんの成熟度がわかります。
モーツァルト五大オペラ
ベートーベン『フィデリオ』

ここで、青島さんとうたごえのお話。
林光先生について、18歳で北部青年合唱団に行きました。大学2年生の時。伴奏代をいくらに、と目の前で協議されました。体育館の四隅のパート練習は素足。ピアノも素足でと言われたけど、ペダルがさびます!
(集団創作のことetc.)
あと三多摩青年合唱団に移りました。移調をすぐやって、と言われましたが、「できるものではありません!!」
(I.K子先生、H.K子先生のお話)
この後林光先生に夜の11時に呼び出された話など笑いが一杯の楽しいお話が続きました。

・『セヴィリヤの理髪師』(ロッシーニ)「暁の光がさして」
・『連隊の娘』(ドニゼッティ)「友よ何と楽しい日」
ショパン「子犬のワルツ」
ジョルジュ・サンド
離婚
お花・お菓子は絶対に持ってこないで下さい。**代がいいです!
ハイCが9回!
・『清教徒』(ベッリーニ)「いとしい人、あなたに愛を」
二重唱を一人で歌う場合ハイ#C、ハイDまでいく可能性があります!
・『リゴレット』(ヴェルディ)「女心の歌」
小野さんの声はテノール・リリコだが、これはドラマティック・テノールですね。
・『トゥーランドット』(プッチーニ)「誰も寝てはならぬ」
プッチーニは三浦環さんをレッスンしました。
・『メリー・ウィドー』(レハール)「ワルツ」
オペラの子どものオペレッタ。台詞と歌ですすみます。
外国でも一般的ですが、曲の一部をお客さんがハミングで歌います。(頭に)ひびかせてね!さあ、一緒に歌いましょう!
・『学生王子』(ロンバーグ)「セレナーデ」
オペラの孫。ミュージカル!
オペラの楽しみ方
・知っている曲で
・知っている人の個性で

なるべくたくさんのコンサートにいかれるといいですよ。“私たちにも賞味期限があります?!”
=おしまい=

来られた方の感想です。
○音大で音楽を学ばさせていただいているのですが、解らないところがたくさんありました。しかし今回の講義で詳しい話を聞き全ての穴が埋まりつながりました。楽しくて、わかりやすい講義でした。
○オペレッタやオペラも是非これから見たいと思っているところでしたのでよかった。
○楽しくて瞬く間の2時間でした。
○大変面白かった。またきてほしい。
○とても有意義で楽しい時間でした。ありがとうございました。
○初めて、オペラに触れました。またこういう機会を作ってください。
○とっても楽しいコンサートでした。オペラは全く知りませんが、身近に感じることができました。
 この他にも青島先生はたくさんお話しをされたのですが、このアルバムでは断片的な紹介しかできなかったことをお詫びします。
【テノール1 S】