機関紙「くれっせんど」より

2004年5月 410号〜414号       バックナンバー   現在

2004.5.24
No.0414
必見! 音楽会直前特集号!
 第69回定期5月の音楽会まで1週間を切りました。前日の此花区民ホールで行われた最後の強化練習で各自の現在の到達点がはっきり見えたことと思います。あと、残された期間でやるべき事はすべて最後までやり切る努力をしましょう。本番は、必ずやってきます。今回の音楽会は今の情勢に非常にかみ合ったテーマとなっており全国のうたごえサークル・合唱団、労働組合、民主団体の人たちから注目を受けています。
 この音楽会の企画内容に確信を持ち、多くの人々に演奏会に足を運んでもらえるよう、もう1まわり2まわり友人、知人に声をかけてみましょう。そして、たくさんのお客さんに命、平和の尊さのメッセージを届けみんなで音楽会の成功を祝い合いたいと思います。団員のみなさん、体調にはくれぐれも気を付けてともに頑張りましょう。【実行委員長 吉岡勝】


 いよいよ音楽会まであと4日となりました。今日までの音楽会に関わるすぺての方の奮闘に敬意を表します。
 さて・私個人のことでは、音楽会の準備(うたい広げる)がまったく遅れており、組織委員長の肩書きが重くのしかかっています。
 しかし、このコンサートで私たちがいいたいこと、伝えたいことの重要さ、企画面での素晴らしさ、学習部のがんばり等を見ていると、まだ、4日もあるやんか、組織もっとやろう、最後までできることはやり抜きましょうという他ありません。具体的には5月28日(金)の舞台から見て前3列と後ろから2列のA座席を何とかする。5月29日は、中途半端に残っているA座席を売り切ってしまう。これが中心になります。最後までご協力をお願いいたします。【組織委員長 バス T】

 いよいよ本番間近、テンションは高まっていますか。この4か月の練習の積み重ねに自信をもって臨みましょう。
 演奏にあたっては「準備と集中の持続」が大事だと思います。歌い出しの準備は、腹筋や背筋など体の支えと深い呼吸、鼻やのどなど共鳴腔のポジション、音程をのどでつかまえないこと、そしてその曲やフレーズのイメージ。持続は、それぞれのフレーズや曲の最後まで体をゆるめず意識を持続すること。もう一度楽譜を見直して注意点をさらっておきたいものです。
 今回は、ジャズやミュージカル、日本のポップスやうたごえ歌曲と硬軟軽重とりまぜた曲が並んでいます。司会がありませんから、一つひとつの曲のイメージや声色、顔の表情を自分の中で転換していくことがとても大事です。愛のうたも子ども、母、故郷、祖国、恋人と対象は様々です。私たちが毎年歌いつづけている平和のテーマについても、イラクやパレスチナではいまこの瞬間も命が脅かされ、戦闘が行われている国に自衛隊が派兵されているもとで何を歌うのかを考えたいのです。そして憲法を守る意思を込めた演奏にしたいと思います。【企画委員長 テノール Y】

演奏会まで後わずか 全力を尽くそう!
フレーズを歌う前の準備が・・
 23日の最後の特別練習はいかがでしたか。通して歌ってみると曲全体のイメージや演奏会のプログラムが見えてきますね。音や歌詞で精一杯だったというのでは、せっかく来ていただく方に申し訳ないだけでなく、いい音楽ができたという自分の喜びもありません。余裕を持って他のパートや素敵な伴奏も聞いて欲しいです。そのためにはどんな音楽を伝えていくのかテープや歌詞や楽譜からもう一度読み取る努力が必要です。その上で、次のフレーズを歌い出す前に、どんな歌詞でどんな音程でどんな意味を持って出てくるのか考えて息や声をコントロールして欲しいです。なんとなく歌詞が出てしまったり、体の準備ができないために声を突き上げてしまったりしないよう注意しましょう。
体調は万全に!
 演奏会が近づくと、どういうわけか仕事にも無理が重なり、体調を壊しやすくなります。かくいう私も大変です。お互い無理をしないよう心がけましょう。【テノール パートリーダー S】

2004.5.20
No.0413
本番まであと1週間 今出来ることは全部やろう!
 私たちは演奏会で「歌をうたう」とき、歌が聴き手の心にとどくことを心がけます。歓び、なぐさめ、勇気など、さまざまな積極的な感情を呼び起こすことをめざしています。そうできたとき、聴きに来てくれたたくさんの人たちははじめて満足し、また来ようと思ってくれるでしょう。ただ旋律を覚えたとか暗譜しただけではなかなかそうはいきません。
 あと演奏会まで数日にせまった私たちの現状はどうでしょうか。正直言ってまだまだとても心配ですが、私は関西合唱団を信じています。チケットを買ってくれた千数百人の人たちに責任を持つために私は全力をつくします。団員一人ひとりの課題や到達点はさまざまです。みんながそれぞれの課題をはっきりさせ、自分の力を全部出しつくし、音楽会の総括で「うたいきれなかった」などということのないようにしましょう。いま出来ることは全部やろうではありませんか。【指揮者 守屋博之】

2004.5.20
No.0413
パートリーダーより一言!
 音楽会まであとわずかとなりました。残された日数でどう本番に備えるか、考えていますか。
1.弱いところを重点的に練習しながらも演奏曲全体を見ておくことも忘れないように。
2.テープを流して何回も聞く時に楽譜をもう一度確認して。
3.他のパートを聞くことはもちろん、メロディーを聞けるように。
4.当日までの日数で自分なりの計画を立ててみましょう。  そして、
5.詩を読み直して曲全体のイメージを持ちましょう。
何よりも体を大切にして本番をベストで迎えましょう。【バス T】

 今年も昨年に引き続き外山先生の歌が歌えてうれしいです。シンプルで透明感のあるメロディーが好きです。詩を選ばれると感性も素晴らしいと思います。初めて「そして一輪の花のほかは・・・」を聞いた時は感動の涙をこぼしました。(定期演奏会のテープ)
 さて、今の私は転勤の疲れで声の調子が悪くて困っているのですが、このままでは悔いを残すので今日からはクラスの子どもがどんなに騒いでも「忍」の一字で大声を出して叱らない、読書はあきらめて早く寝ることを心に誓います。みなさんもベストコンディションで本番を迎えるように心がけて下さい。【メゾソプラノ O】

 昔は団の練習にちょっと自分で努力すれば暗譜できたのに、最近は加齢と共に苦労しています。それに忘れるのが早い。一度覚えても間があくとすぐに忘れる。曲についても難易度が増しているのを痛感しています。泣き言も言っても仕方ないのであと一週間自分なりにどうするのかを考えてみました。パートではテープを聞いている人が圧倒的に多いのですが、ただ流して聞くだけではダメです。合わせて楽譜をよく見ること、そして声を出して歌ってみる。家族の迷惑を考えるとムリという人もいると思いますが、小声で何とか工夫して下さい。残念ながら現時点でアルトのパートでは自分も含めてまだ個々の力を充分発揮できていません。23日(日)の通しげいこまでには最大限努力して自信を持って歌えるように努力します。【アルト F】

2004.5.20
No.0413
音楽会組織・ポマト班の状況 「最後まであきらめずにみんなでがんばります!」
 ポマト班(団の5つの地域班の一つ)は実動7人で180枚の目標です。達成状況は5月17日現在で114枚とまだまだがんばらなきゃ!だけど、そんな中ですでに100%の人が2人もいます。そして、「更にまだ頑張れるよ」という力強い声も・・・。とにかく、現実に負けず、最後まであきらめずにみんなで頑張ります。
 少し変わった体験として、案内を送った知り合いの、奥さんの知り合いの団体から、2枚のチケットの申し込みがありました。電話で話しただけの、お会いしたこともない人からの力強いバックアップはとてもうれしく、新しい出会いとなりました。【ソプラノ Y】

2004.5.13
No.0412
音楽会に向けて伝えたいもの
 今、関西合唱団が発信せねぱならないテーマは今回の音楽会全体に流れている“平和憲法を守るこころ”であろう。最新の全国の世論調査では憲法改正派が53%となり、各政党も与党の自民・公明に加え野党の民主党までも改憲の方向に進んでいる。非常に危倶する事態である。平和を願い戦力を持たない事を謳っている9条にもかかわらずアメリカヘの追従政策により世界で唯一の被爆国として守りつづけてきた平和憲法が大きく揺らぎ始めている。十分な議論をせず強行したイラクヘの自衛隊派兵はまさしく違憲行為といえます。このような情勢の中で今回再演する平和憲法を守る決意を歌い上げた「そして一輪の花のほかは」は大きな意義をもち、平和を願う中学生の純粋な願いを綴った「ねがい」は我々大人にとっても本当に共感する物であり今まさにに多くの人たちに伝えたいメッセージである。また「桑ばたけ」は平和憲法に全く必要の無い米軍の基地に対する反対闘争を伝えているが、アジア戦略の最重要拠点である立川基地から飛び立った爆撃機の轟音に苦しめられた農民の基地拡大に反対し土地を守り抜いた意志を現代に受け継いでいかねばならない。愛する人を大切に守り抜き、戦場に送り込むような動きにしない為にも「風のように」の“誇りある道を歩いてく,どんなときも”の歌詞に乗せ今回のテーマを歌いきりたい。しかし、残念ながら現状はまだまだその域には達しきれていません。残された時間を一人一人が悔いの残さないように、また自信を持って歌いきれる様できる限りの努力をしましょう。本番で聴き手に熱い思いを伝える演奏を目指して。【演奏教育部長 バス Y】

2004.5.13
No.0412
おおさか憲法まつり2004  5/3(月)エルシアター
 演奏曲目は、組曲「そして一輪の花のほかは・・・」より、「日本国憲法第9条」、「墓標」、「新しい憲法の話」でした。
 特別団員の方の参加もあり、ステージに並ぶと多いなあという感じがありました。後ろに並ぶ男声も多くうれしく思いました。今年も会場のお客さんは少なく、始まってすぐの演奏なので無理なのかもしれません。風邪をひいたり、スカートがきつくて少々歌いづらかったです。バスの声は後ろでバンバン聞こえてくるのに、他があまり聞こえてこないので不安になりました。憲法9条はあんなに早く出るとは思っていなかったので「日本国民は」の「日」が出遅れてしまい、早口言葉のように歌は過ぎ去っていきました。「新しい憲法の話」は初めてなので、どのくらい歌えるだろうかと様子を見ている自分がいて、こんな歌い方ではダメですね。もう本番まで舞台に立つことはないと思いますが、とてもいい経験になったと思います。なかなか楽譜が離せず、ゴメンナサイ。でも、最後まで努力しようと思っています。アルトのNさん、Wさんと私は行きも帰りも自転車でしたが、身軽なWさんにビックリ。裏道(川に沿ったレンガの細道)を通るなど楽しかったです。【アルト Y】

2004.5.6
No.0411
合宿特集(4/24土〜25日) 感想と報告 第2弾!
 服部緑地での合宿の時はじめてKさんの話をきいた。研究生の時からのお付き合いになるが、前に立って戦争体験を淡々と、又熱っぽく話す姿をみて全くちがうKさんに見えた。今でも眠る時は恐怖を感じるという体験を涙も流さずに出来るなと、変な感心をしていた。何日か経って、彼女の話を思い返しながら、自分自身の体験を重ね合わせてみた。 阪神大震災の時、3日目に神戸に支援に入り、病院の中以外は暗闇で道路1本へだてた死体安置所になっている公民館に行くのに懐中電灯が必要だった。避難所で若い女性がおそわれるという話が伝わってきたりもした。真実だったかどうかは・・・?JRが住吉まで開通し通勤もしたが、大阪〜神戸問が違う世界のように感じた。被災場所と、そうでない所との違いを毎日見ているうちに精神状態が不安定になった。
 Kさんの体験の何万分の一かも知れないが、それでもつい先日のように思い出すことがある。
 私の両親は広島で被爆した人でもう亡くなったが、その体験はほとんど話すことはなかった。
 Kさんにはこれからも、伝え続けてもらいたいと強く思う。【アルト O】

2004.5.6
No.0411
練習合宿(4/24土〜25日) 交流会の内容報告
合宿交流会(QPグループ)
●「一輪の・・」は、破壊とへいわ・・だけで、重さがつたわりにくい。破壊されてもすぐもどってしまうように感じてしまう。「式の後」はすごい話だと思う。戦死した入の母とその人までは出てくるが、息子の配偶者がでてこなくてヘンだ。●「ご健在でしたか、閣下」の閣下とはだれ?岸信介か?天皇か?もし天皇だとしたら、兵隊は天.皇にそうはいわないと思うからヘン。
●「式のあと」は息子と老婆の関係についてイメージの違いがあった。
●「一輪・・」は一次大戦後の詩だということは納得する。「核」というものが出てこないから。核が出てくるまえに世界の破壊が予測されているのがすごい。あと、すべて歴史は繰り返すということをえがいている。
●「憲法九条」は切実な気持ちで今うたえている。初演のときもそう思いながら歌っていたが、今ほどではなかった。外国では九条は日本よりも大切にされている。集団的自衛権というものはアメリカによって国連憲章に入れられた。
●「桑畑はにぎりこぶし〜♪」っていう歌詞は桑はいちばん上がにぎりこぶしのようにみえて、かっこわるい。砂川闘争のにぎりこぶしとかけているのではないか。間奏のahはどういうふうな気持ち(感じ)でうたうの?【ソプラノ S】


合宿交流会(Yグループ)
 合宿交流会でのフリートークは、Kさんの話に直後でもあり、やはり「そして一輪の・・・」から始まりました。
●(「そして一輪の・・・」は)胸が詰まる思いがする。イラクのことはすごく心配。劣化ウラン弾の後遺症もあるはず。今うたうことにすごく意味がある。
●劣化ウラン弾の半減期は七億年。(一同エ〜ッ)医療生協でも色々話あっている。知っている者がしっかり訴えることが必要。(その点で)「新しい憲法の話」はわかりやすい。
●今の情勢とぴったりすぎて、すごく怖い。「あたらしい・・」の「世の中に〜」のフレーズは、今の日本に対して、ものすごく皮肉に聞こえるが、すごくもっともだと思えるし、多くの人に聞いてほしい。
●二十年前のうたなのに、今うたうことが、とても新しく感じる。
 曲の話から、劣化ウラン弾のこと、教育現場での日の丸・君が代のこと、平和のとに触れた本のことなど、話がどんどん広がっていきました。そして、関西合唱団に入ったきっかけにまで話はすすみ、曲に対する思いからお互いのことも少し知り合うことのできた交流会でした。【ソプラノ Y】

2004.5.6
No.0411
中央メーデーの記憶
 ここしぱらくメーデーは八尾の地域メーデーの方に行って、中央メーデーは久しぶりであった。だいたいウチの職場は、メーデーというと中央メーデーの集会に参加して、デモ行進して、昼の食事をいっしょにすることになっているのである。特に慰安旅行が廃止になってからは必ずそうなのだ。だから私はわざわざ有給とって八尾の方に行っていたのである。有給とってたら文句出ないから。ところが今年は昼食の係りになったので、そういう訳にいかなかったのである。
 青空の下、メーデーの大集会を前に(確か2万人とのことであった。八尾だったら100人ちょっとだもんね)大いに歌声を響かせたといきたいところだったが・・。今年はステージ上の場所が本当に狭くて、おまけに前にテノールのUくんがドーンと立っていたので前が見えへん状態。終わって後ろを向いたら、テーブルの上に置いておいたメーデー歌集を、着席していた各代表の人たちにとられてしまっていた(・・・100円で売らなあかんのに)。もう来年からは中央の集会には行きません。【テノール N】

2004.5.6
No.0411
第42回 交野・枚方・寝屋川メーデー
 雲一つ無い青空のもと、京阪郡津駅前.松塚公園で地区メーデーが開かれました。各地域から約7000人の組合員が参加。
 開会前、大阪のうたごえ(テノール T夫婦、ソプラノM親子、バスF、合唱団仲間のK、M、アコーディオンのSさん)で、メーデー歌集を使って「がんぱろう」「晴れた五月」など7曲を演奏。一緒に歌ってくれる組合員やリズムに乗る人もちらほら。さらに、デモ送りだし演奏も行いました。当日メーデー歌集100冊とあわせ、演奏費用として、15,000円と参加賞の手ぬぐいを項きました。【バス F】