機関紙「くれっせんど」より

2004年11月 434号〜436号       バックナンバー   現在

2004.11.18
No.0436
いよいよ沖縄へ
日本のうたごえ祭典 (11/20土〜23火)
沖縄に、日本のうたごえ祭典がやってきた!
 武器の無い島 うたの島沖縄に、やっと日本のうたごえ祭典がやってきた。
 命どう宝、沖縄にふさわしいのは戦争ではなく、やっぱりうたやおどりなのです。小さな琉球が外国との貿易ができたのも、武器を持たず、話し合いや文化面を前面に出したことが受け入れられたのだと思います。400年前に沖縄から三線が堺に入らなければ、あの歌舞伎も今の隆盛ぶりが見られたか…。
 この平和な沖縄にイクサがやってきた。 
 昭和19年(1944年)10月10日の空襲で、那覇の90%が焼けた。2ヶ月前の8月22日には対馬丸が撃沈され、私の幼なじみは今でも悪石島沖の海の底。 沖縄の疎開は内地のように子ども達を守るためではなく、口減らしが目的。日本軍の食糧確保のため、10万の日本軍のため沖縄県民10万が内地と台湾へ疎開させられた。
 沖縄に来た皇軍は言いました。「沖縄の皆さんを守るため」と。しかし結果はギャクでした。殺す、食べ物を奪う、ガマから追い出す…。守るために来た日本軍に殺されたウチナーンチュ。だから私達は言うのです。軍隊のあるところ平和は無いと。
 敗戦から59年。沖縄は今でもイクサバです。でもへこたれません。ニライカナイの言い伝えの通り、いつかはもとの平和な武器の無い島になることを信じているから。だから沖縄の人達は0(ゼロ)からの出発の時でもカンカラ三線を作り、うたを作り、うたい、立ち上がれたのだと私は思います。
 島津に攻められてから今日までの400年以上の歳月、沖縄にはうたとおどりが生活の一部となって脈うっています。
 そんな沖縄での祭典。チムワサワサー、チムドンドンサー。(ココロワクワク、ムネドキドキ)【特別団員 アルト K】

<注>対馬丸
1944年8月21日、対馬丸は疎開学童、教員、一般疎開者など1788名を乗せ長崎に向けて出航。翌22日、鹿児島県悪石島付近で米潜水艦の魚雷攻撃を受け沈められました。犠牲者約1500名のうち、約700名が子どもたちでした。わずかに生き残った人々にも「箝口令」がしかれ、この事件は前後しばらくたってから知られるようになりました。

2004.11.18
No.0436
「門真労連15周年記念レセプション」
公演お疲れ様でした(11/11木)門真市民文化会館
(感想1)
 合発や定演とは違い、お客様と同じ目の高さでの演奏は初体験でした。
 お酒が入り宴会まっただ中の雰囲気の中で歌うのも初めてです。演奏曲の中には1〜2回しか歌っていない曲も含まれているし、「ねがい」の赤旗まつりバージョンは初めてだったし…と頭の中はパニック!!冷汗タラ〜リ!!顔が引きつりまくりの練習でした。すごく不安で、参加したことにチョッピリ後悔。
 でも会場に入って並んでみると、あったかい雰囲気とやさしい笑顔に迎えられ、後悔も不安も吹っ飛んでしまいました。演奏中静かに聴いてくださるお客様のマナーの良さにも感激しました。
壇上ではない舞台での演奏もなかなか楽しくていいものですねー。
ちょっとした「演奏旅行」気分にひたれ、楽しかったです。【アルト H】

(感想2)
「成功はしたけれど…」(芳子の公演評その2?)
 門真労連での演奏は余裕のあるスケジュール、リハーサル、場にふさわしい選曲、共感をもって聴いて下さる方々。出演して良かった思いで10月28日(日本の伝統食を考える会公演)のやるせない気持ちは少し晴れた。しかしやっぱり10/28の演奏はまだ私の心に拭い去れない苦しさを残している。(11/4発行くれっせんど参照)
「歌って良かった」という演奏が続きますように祈る思いである。努力します。【アルト T】

 みなさん、どうもありがとうございました。門真労連の方々にも、大変喜んでいただけました。【ポマト班 ソプラノ Y】

2004.11.15
No.0435
おっちゃんの淀川マラソンツアー
ボランティアのみんなに応援されて完走!(11/7日)
 11月7日(日)に淀川市民マラソンに参加しました。
 フルマラソンは初めての挑戦です。参加は2000人、スタートは人が多くて走れません。1時間ぐらい走るとばらけてきて、やっとマラソンらしくなってきました。前半は30km地点で足が止まり走れなくなり、コース横で足をマッサージしたりしましたがなかなか痛みがとれず33kにある給水所まで歩きました。もう駄目かなと思って歩いていたらコースの外からボランティアのおじさんが声を掛けてくれました。僕に「兄ちゃん、そんだけ歩けたら完走出来るで。頑張りや」と耳に入りました。前半の調子の良いときはボランティアのなど聞こえませんでした。タイムが気になり気持ちに余裕がなく後半あとこのままゴールすれば目標タイムの4時間台も行けると少し飛ばし過ぎていました。あのおじさんの声でおそるおそる走り走り出しました。力が抜けて足の痛みが少し柔らぎ、そのままゴールに入りました。歩いたこともあって記録は5時間12分22秒でした。
 合唱団から応援してくれたソプラノAさん、Hさん、バスのT君、どうもありがとう。「マラソンは1人では完走出来ないな」と実感した1日でした。【テノール T】

2004.11.15
No.0435
コンサート・イン・オータム]V(11/7日)なるお文化ホール
 11月7日(日)に“なるお文化ホール”にて納多先生の門下生による標記のコンサートが開かれました。毎年恒例のコンサートはもう13回にもなり、関西合唱団でお世話になっている4名(ソプラノのSさんとテノールのNさん・U君・私)が出演しました。
 コンサートの前半は私たちの他に第一合唱団の女性陣が出られ、後半は音大を目指す高校生と音大を卒業してプロを目指して活躍される方の演奏でした。特に学生の成長は著しく、まだ中学生で参加した頃の小さな声が4年くらいで別人のような声と歌唱力を身につけていました。小さい体からホールいっぱいに美しく響くその声にはほんと、嫉妬してしまいます。たった4年でそれだけの変化です。腹筋はどう使うんだろう、どこをどう響かせているんだろうと高校生の歌う姿に目をこらしても、自然にうたっているその姿勢からは何もつかめません。う〜ん、この差は何なんだろう。また、大学を卒業した人はその声に加えて素晴らしい技巧や妖艶な色が出てきて、これもほんとドキッとしました。演奏内容の幅が大きく広がっているのです。いや〜、こんなにうまくなりたいものです。納多先生に「どうしたらあんなにうまくなるんですか」と率直に聞いたところ、「そりゃ、練習量が違う。」とこれまた率直な答。反省あるのみです。
 しかし、我々の方も成長しています。団内の発表会と合わせ年2回の発表会の成果で声が安定してよく出るようになってきたし、高音もきれいに伸びるようになってきました。やはり練習を繰り返し、発表の機会を重ねることで成長はしています。(と、私自身は信じたいのですが・・・他の3名は大丈夫です!) 来年も行う予定ですので、機会がありましたら団員の皆さんも聞きに来て下さい。【テノール S】
←演奏直前の様子
  なんと納多先生に撮って
  頂きました。

      打ち上げの様子→
      ピアノのKさんも参加

2004.11.15
No.0435
うたごえ新聞 私もひとこと。
 全国の仲間に会える楽しさ。
 うた新の魅力は、全国のうたごえ仲間に紙上で再会できる事です。それぞれの合唱団・サークルが、地域の人たちと、職場の仲間と「平和を」「闘いを」「生活を」共有し励ます姿は、日頃仕事に、生活に追われ「何とかしなければ」「何か出来ることはないか」と悶々としている自分を励まし勇気づけてくれます。
 最近でも「イラク戦争」に機敏に反応し駅頭でのうたう会・宣伝を続ける関東の仲間。新潟中越地震被災者を励ますため、出張うたう会を開く仲間。数十年の職場での闘いを切々と訴える仲間。どれも「もっと頑張らなければ」「自分に何が出来るんだろう」と励ましてくれます。
 私自身のつたないうたごえ経験でも、国民救援会全国大会で聴いた、芦別事件の被告の妻・井尻光子さんの「飯場女のうた」、北海道での「国鉄のうたごえ祭典で聴いた「みんな元気か」は、心底感動し、うたごえの持つ魅力と力を感じることが出来ました。
 そんな全国の闘い、よろこびが紙面に躍る「うた新」ぜひ多くの人に読んでもらいたいですね。【ポマト班 バス F】

2004.11.15
No.0435
日本のうたごえ祭典 in 沖縄 西日本全国合同・大阪合同練習会
(11/7日)午後1時半〜4時 大阪グリーン会館
 練習は広い会場で8名の参加で行われました。(団から出席はテノールY、バスT、ソプラノK、T、アルトM、H。他に2名)
 指導は本並さん、ピアノは土肥さん。
 祭典歌集を見ながら練習しました。
 ソプラノTさんがどの曲かソロで歌った時、その歌がとても美しく、本並みさんが「ええ声やなあ」とほめてはった。
 人数は少なかったけど音とりを丁寧にして下さり、参加して良かった。【アルト H】

2004.11.15
No.0435
団研合同練習(11/8月) 初参加者の紹介と感想
Tさん(あきんど) 「緊張気味です。」
Hさん(きゅうきゅう) 「栄養士で給食をつくっている。酸欠気味。緊張気味。赤旗まつりで合唱団が歌った「ねがい」、胸に響いた。」
Tさん(ペコちゃん) 「父も母もここの出です。(パパは団員でバスのパートリーダー)。まずは腹式呼吸から頑張ります。」(みんな、Tさんソックリだぁ〜。Tさんは汗びっしょり)

2004.11.15
No.0435
第89期研究生 修了演奏会に向けて(12/18土)クレオ大阪
 89期研究生修了演奏会まで、後1ヶ月となりました。8日の練習の後、研究生から訴えがあり、5曲歌うこと、チケット400枚を売ろうということ等、訴えがありました。この1ヶ月間は皆さんにとって、とても大変な時期だと思います。団研合同演奏曲の“石”、“ブコビナポルカ”覚えられるかどうか不安なのに、研究生はもっともっと多くのことを抱えている。私自身78期研究生で、だんだん大きくなってゆくお腹を抱えながら一生懸命練習し、たくさんのお客さんの前で修了演奏会ができた時、本当に感激しました。
 12月18日(土)クレオ大阪で行われる修了演奏会が研究生にとって思い出深いものとなりますよう、練習にチケット売りに努力したいと思います。【アルト Y】

2004.11.04
No.0434
第70回定期演奏会 第1回実行委員会 報告
 10月25日(月)、右記実行委員会が行われました。主に体制の確認と、各部の進行状況の報告、現時点での意見交換などが行われました。
 企画に関しては、12月に企面の大筋を検討し、1月末に決定したい。特別団員は募集を1月初め(可能なら12月末)から、練習を1月末頃からしたい、と報告がありました。組織に関しては、組織予算目標をどう考えるか、チケットの種類、特別団員への組織上の対応、大阪うたごえ協議会の各サークルヘの対応等の意見がだされました。 各部とも、これからどんどん動きが出てくると思います。音楽会まで7ヶ月ですが、時間はあっという間に過ぎていきます。お客様も、そして私たち自身も心から満足できるような、そんな演奏会を作るために、今からみんなでがんばっていきましょう。
【組織委員長 ソプラノ Y】

第70回 定期演奏会
  日程:2005年6月10日(金)・11日(土)
  会場:いずみホール
  時間:会場 18時30分  開演19時00分   終演 20時50分(頃)
  体制:実行委員長 バス Y
      事務局長 テノール Y
      企画委員長 テノール Y    委員 各パート企画委員、演奏教育部
      組織委員長 ソプラノ Y     委員 各班組織委員、班委員会

2004.11.04
No.0434
“伝統食を考える会” での演奏について (10/29金)
 10月29日(金)の「伝統食を考える会」での演奏は、その場でのリハーサルができなくてぶっつけ本番。その場の雰圏気に自分たちが突然投げこまれた感じだった。落ち着く間もなく着替え、そして演奏が始まると、大きな伴奏の音量。この伴奏に負けじと大きな声で歌う。まわりの声などきく余裕もなくあれよあれよと思うままに時は過ぎていく。自分たちの歌声は届けることはできたのか・・・ 否(?)とてもショック。あたりまえの事だけどもう一度確認を!! 一つの演奏をするには念入りな準備を。まずその会場でのリハーサルを! それがだめならせめて声量と伴奏の音量のバランスの調節は前もってやっておくことを肝にめいじておきたい。またそれだけの事をやらせてもらえるように出演交渉はやっておくべきだと思う。(何も知らずに勝手に思うまま書きました。)【アルト T】

2004.11.04
No.0434
大阪伝統野菜なにわ口上(10/29金)
 伝統食食べ比ってものがあったそうだが、そこの旦那に赤いべべの娘さん。なんでも「大阪の子守唄」って唄が歌われたんだってねえ。天満の市はなにわ野菜であふれかえっていたもんだ、昔はね。うまかったねえ・・・。
 そこで今日は特別に天満の市の再現だよ、お立合い。守口大根に大阪しろな、門真の蓮根ときたもんだ。安くしておくよ、昔の娘さん。財布はまだだよ、あわてないあわてない。この天王守かぶら、新鮮だよ、朝どりだよ。かぶらだけじゃない、葉っぱもうまいよ。天王寺かぶらを長野で植えたら野沢菜になってしまったぐらいだからね。勝間(こつま)っていえば西成の玉出のことだ、知ってるかい。今東光の書いた「こつまなんきん」の女は免っぽかったねえ。そら、まぼろしの勝間なんきんはそこに転がってるよ。煮物にようかん、茶巾しぼり。何にでもできる重宝物。
 えっ、なんだって、お客さん東住吉の田辺から来たんだって。ふんふん田辺大根フェスタをやってきたっ。これなにくれるんかいな。田辺の大ちゃんキーホールダーやて。おおきに。うちの田辺大根はもう売り切れやで。うまいもんな。なにわ野菜の人がんばってや。えっ、そこのお姉ちゃんはマクドのビッグマックが一番うまいて? お姉ちゃん若いからな。仕方ないけど、アメリカから来た店のお蔭で、日本全国、世界中どこでもみんな同じ味になってしもうた。土地土地の味は潰されてしもうた。けど、おっちゃん負けへんで。泉州の水なすみたいに、なにわ野菜蘇らせたるからな。さあさあ、がばっと財布をあけて買うて、買うて。
 (寅さんらに影響されてるけど頑張っているなにわ商人の巻き)(聞き取り【バス I】)

2004.11.04
No.0434
関西合唱団の みなさんへ (10/31日)ニューヨークより
 お元気でしょうか?
ぶじニューヨークに着いたので、ご報告だけしときます。
当たり前のことですが、まわりは英語だらけで、頭が痛くなりそうです。でも、話すスピードが速いといわれているニューヨーカーのしゃべりについていっているのはすごいなと、我ながら感心しています。ニューヨークに着いて2日目の朝なので、ぜんぜん慣れていませんが、これから1年間がんばっていこうと思っています。時間があればまたメールします。【ソプラノ K】

2004.11.04
No.0434
北B班 健康まつりで班演奏 (10/31日)城東区今福公園
 10月31日(日)、城東区今福の公園で城東診療所健康まつりで班演奏をさせてもらった。前日の大雨で開催場所が変わるかもしれなかったが予定通り開かれた。演奏は赤旗まつりで歌った「たんぽぽ」「翼を下さい」「みんな元気か」「ねがい」(安広作曲)。団長のギター伴奏。班の人数が少なくバスFさん、ソプラノKさんに応援してもらい、何とか歌い、最後は、「ふるさと」を聞いてもらって人と一緒に歌った。今、紫金草合唱団でうたっておられるボランティアの人に「良かったよ。」と言ってもらえた。なかなか班演奏もできる機会が少ないため、城東近辺の催しに招いてもらえるように歌える曲を増やしていかないと、と片づけをしながら思った。参加して頂いた皆様、ありがとうございました。【アルト O】

2004.11.04
No.0434
聞いて楽しかった! 創作&小編成発表交流会 (10/31日)山西福祉記念会館
 今回もきたえ〜班は小編成に9人で参加した。1階の会議室で15分間ずつの練習の積み重ねでかなり余裕を持って落ち着いた演奏ができ、私は嬉しかった。練習の積み重ねの重要性をひしひしと感じた。自分たちが少しずつ上手になっていくのがよく分かった。かわちカルテットの歌声。松原ぞうれっしゃ合唱団のYさんの歌の中でさわやかなかけ声など印象に残った。また今回は創作曲も多く作られていて、うたごえの仲間の思いを聞くことができた。その後、きたえ〜班はバスTさんの送別会で大いに盛り上がった。愉快で楽しい一日だった。【アルト T】
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