機関紙「くれっせんど」より

2005年8月 523号〜525号       バックナンバー  現在

2005.8.25
No.0525
「ナガサキの夏」(8/7日)原水禁世界大会「文化の夕べ」
 原水爆禁止世界大会「文化の夕べ」の日うた合唱団の演奏に参加してきました。長崎の太陽はアツク、平和を願う人々の思いは静かに淡々と、けれど強く私たちの胸に伝わってきました。5日に訪れた浦上天主堂で被爆直後の天主堂をずっと描き続けている画家の方とお話しすることが出来ました。弾圧された過去を持つ浦上の信者たちが30年かけてレンガ1枚ずつをもちより築いた天主堂は、一発の原発により廃墟とされました。1200人の信者の内8500人が無くなったといわれています。その天主堂を絵にして残すことで原爆の惨禍を後に伝えたいといわれていました。
 演奏はすぐ目の前に外国の代表団が見えていて、ちょうど「墓標」の時に場内が暗くなりました。ライトの光だけが残る中で歌う「墓標」は気持ちがきゅっと内側に向き、爆心地、資料館、浦上天主堂で見たもの、聞いたことがよみがえり、胸に迫るものがありました。
 長崎は「祈りのまち」と言われていますが、60年目の夏を迎える長崎はあちこちに原水禁世界大会のポスターが貼ってあったり、さりげなく平和を訴えるためのものが置いてあったり、被爆の重みを感じさせられました。まだまだ見逃したものがありますし、私の故郷、函館とよく似たところのある長崎をもう一度訪れたいと思っています。また、今回、歌えたことをとても幸福に思えました。【ソプラノ O】

2005.8.25
No.0525
「汽車ポッポ」実は「兵隊さんの汽車」だった
 美容室でパラパラとめくっていた週刊誌に「実は兵隊さんの汽車だった」という文章が目に飛び込んできた。汽車ポッポの原作は昭和13年。軍事国家としての社会背景の中で発表当初の題名は「兵隊さんの汽車」といった。作曲者の草川信が、シューベルトの「軍隊行進曲」をモティーフとして書き上げた軽快なメロディーは当時の子ども達の心を引きつけた。絶大な人気があった作品ということもあり、終戦後の昭和20年12月には、平和色の強い歌詞に改められ、題名も「汽車ポッポ」と改められた。(参考文献 NHK出版「童謡 心に残る歌とその時代」海沼実著)

2005.8.25
No.0525
うたごえ運動は、うたをひろげるだけではない!!
 8月18〜20日まで、大阪音楽センターのお手伝いで教育研究全国集会の事業店に経ちました。日目は、全体集会で市立体育館であり、後の2日間は、分科会で事業の店を出しました。沢山売れると思ったいましたが、残念ながら期待はずれでした。CDを売っていて、お客さんの中に「うたごえの楽譜を使って授業が始まる前に生徒と歌っています。」とかなど、うたごえの歌がこんな所にも生かされているのに驚かされました。団員も人が集まる所にはCD・楽譜を持って行って下さい。荷物にならない程度に。【テノール T】

2005.8.11
No.0524
全団の力で残暑お見舞いうたう会を成功させよう!(8/26金)
 関西合唱団が主催し90期研究生と共に作る初めてのうたう会。“残暑お見舞いうたう会”が盆をあけるとすぐにやってきます。今回は研究性教育が開始されてまだ日が浅くむつかしいことから団が主催することになりました。全団に呼びかけて企画やキャストも決めれれば良かったのですが時間もなく、演奏教育部が中心となって取り組みを進めています。組織目標は80名で自分以外に一人を連れてくれば大成功します。チケットは各班に配布していますので、班で集約してアルトFまでお願いします。音楽会に来てくれたけどうたう場が少ないと不満のある人、特に安広作品を一緒に歌ってくれた青年や特別団員の方にはもれなく声をかけていきましょう。OB向けの「くれっせんど特別号」でもお知らせしていますので働きかけてください。当日は自分も楽しむことも大切なことですが、混雑することも予想されます。主催する側として行動してください。90期研究生とも大いにうたい交わし、交流しましょう。【アルト F】

2005.8.11
No.0524
東京の「うたごえ喫茶」はしごしました!!(8/3水)
 8月3日に、東京で研修があり、その日の夕方、新宿アルタ前で南部合唱団のKさんとKさんと待ち合わせをし、うたごえ喫茶「家路」に連れて行ったもらいました。そこはアットホームでこじんまりとしたところでした。常連の男性が一人居て、楽しそうにビールを飲み、常連の女性はステキな声で歌っていました。料理もとっても美味しかった!少し思いも残しながら、次に「ともしび」に向かいました。「家路」とはうってかわって大規模でした。ドアを開けたとたん、熱気ムンムンで、圧倒されました。民医連の青年が大勢いて、沖縄の歌やメーデー歌で大盛り上がり!!若いパワーを一杯もらい、元気に帰ってきました。8月26日のうたう会をしっかり成功させて、私たちも来てくれた人に“元気”をプレゼントできたらいいなぁと思います!!【ソプラノ K】

2005.8.11
No.0524
長崎世界大会で歌ってきました(8/7日)
 長崎空港に降りたって、まず原爆慰霊碑に鶴を献に行こうとソプラノKさんと相談し、爆心地公園で市電を降りました。公園は静かで、訪れている人はまばらでした。記念碑に鶴を奉げました。加藤さんが『うたごえは平和の力 関西合唱団』と書いたリボンをつけてくれていました。記念碑には多くの鶴が手向けられていました。「過ちは繰り返さないようにがんばります。どうか安らかに」と祈りました。しかし私の胸にはいつも、「死者達は安らかに眠っておれるだろうか?」と思いがあるのです。次に平和記念像のところまで歩きました。公園には色とりどりの花が植えられ、綺麗に整備されています。長崎は晴天でジリジリと太陽が照り付けていました。「あの日もこんなんサだったのね」と話しながら歩きました。像の前は祭典台がしつらえてあり大きなテントがはられ、式典の準備がされていました。ここでは平和への願いをしました。どちらも8月9日を前にして静かでしたが、私たちは胸を熱くしてここに来れたことに満足しました。その思いを胸に歌えたと思っています。長崎の原水爆禁止世界大会に参加したのは初めてです。被爆60年の今年、参加できて本当に良かったと思います。【アルト Y】

2005.8.11
No.0524
世界合唱の祭典in京都(7/27水〜8/3水)
第7回世界合唱シンポジウム(国際合唱連合・社団法人全日本合唱連盟主催)に参加して
 3年に1回開かれている「世界合唱の祭典」が初めて欧米文化の地を離れてアジア、しかも歴史と伝統を持つ京都で開かれました。世界の合唱人がこれまで以上にアジアをはじめとする世界各地の合唱に触れ、お互いの民族と文化を理解することを目的とし、そのことが世界平和のためにも大切であるとされ、7月27日から8月3日と一週間にわたって開催されました。合唱団体34団体、講師30人が招かれ13のシンポジウムコンサートと41のワークショップ/セミナーが開かれ、事前登録だけでも2034名もあったとのこと。私は昨年この祭典を知ってから「よし、絶対の参加しよう。」と心に決め、お金の準備と仕事の段取りをして参加しました。仕事と合唱団の練習、公演の合間をぬって、しかも暑い京都、国際会館とコンサートホールを毎日のように往復するという大変さでしたが、とても勉強になりました。海外の招待合唱団全ては聴けませんでしたが、特に、東南アジアのレベルの高さと、合唱王国と言われる北欧の演奏には驚かされました。共通して一つのパートが一つに聞こえる。しかも客席に分散して団員の距離が開けるほど、集中力を高めて一つに聞こえるという有様で、感動の連続でした。ワークショップ/セミナーでは最終8月2日3日、2回に渡って開かれた、「発声の構築:合唱における発声法」がい印象的でした。講師はドイツの国立音楽芸術大学教授、ヴェラ・シェールさん。両日とも2時間ずつで、あっという間に過ぎてしまい、これを受講してやっぱり発声も楽しくなくてはいけないなあーと痛感しました。ここで学んだことを少しずつ生かしていきたいと思っています。現在、世界最高と言われているBBC放送合唱団の演奏を聴けなかったのが大変残念でしたが、夢のように一週間でした。【バス T】

2005.8.11
No.0524
北西地域合唱発表会に参加して(8/7日)
 大阪市内北西地域合唱交流会が福島区民センターで開かれた。きたえー班(関西合唱団内の4つの地域班の一つ)は全員参加で合わせられたのがリハーサルの時。そしてすぐ発表、準備不足だったので歌ったあと少し寂しかった。今後、考えていきたいと思った。また、90期研究生も参加。初めできっと緊張したことでしょう。大阪合唱発表会の出演団体には選ばれなかったけど、「花をおくろう」の歌い方がとてもよく、心の奥までぐっとひびいてきた。声も良く出ていていたと思う。8月26日(金)の残暑お見舞いうたう会での発表をとても楽しみにしています。【アルト T】

2005.8.11
No.0524
八尾平和のための戦争展特別企画 守ろう生かそう憲法9条
「でこぼこピースコンサート」 平和のねがいを大合唱
 和太鼓サークルがオープニングを飾り、続いて親子のダンスサークルのダンスやや障害者とヘルパーで作っている合唱団の元気あふれる歌声。青年達のボディーパーカッションあり、ソプラノソロあり、女性三重唱ありで、一部は地元八尾在住の平和を愛する人たちからそれぞれの形でメッセージが伝えられた。
 2部は、初参加の曙川南ウィンドバンドによる吹奏楽の演奏で始まった。メンバーは24才以下という何ともうらやましい若さあふれる若者たちが「平和だからこそ音楽を続けられる」との思いを話され、平和の響きを伝えてくれた。
 続いて特別ゲストのフリーダムの演奏。特別団員にも来られているOさんが加わり、八尾限定フリーダムの演奏には、会場のみんなもすがすがしい気持ちになって大満足。最後を飾ったのはピースコンサート合唱団(指揮 テノールYさん)。新婦人そよかぜ、3びきのくま、関西合唱団南班を中心に特別団員を募集してきた「ねがい」を演奏。「青い空は」は会場の皆さんとの大合唱で幕を閉じた。
 出演者を含めると250名ぐらいの取り組みになり、年々広がりを見せている。特に今年は、50名を越える小学生から青年までの出演者参加は、八尾の未来を担う青年達が大勢参加して嬉しかったのは私だけでなく、参加者みんなの思いだったのではないでしょうか。各団体から1名ずつ出ている実行委員会の地道な取り組みの表れであるのに欠席がちになったことを反省した私でした。【アルト U】

2005.8.8
夏期特別号
関西合唱団OBの方向けに発行しました。
もし、届かないようでしたら、こちらまでメールをお願いします。

2005.8.8
夏期特別号
被爆60年、平和のうたごえをさらに広く大きく!
 暑中お見舞い申しあげます。猛暑が続く毎日ですが、皆様いかがお過ごしですか?
第70回定期演奏会(6月10日・11日いずみホール)も盛会のうちに無事終わり団員一同、ほっとしております。
 被爆60年の今年、5月にニューヨークで行われたNPT再検討会議要請代表団の一員として団長の吉岡が参加し、5月1日に行われた8万人のパレードで、また翌6月、大阪入りした国民平和大行進でうたごえを響かせてきました。そして11月、広島で行われる日本のうたごえ祭典、2006年2月5日(日)吹田メイシアターで行われる大阪のうたごえ祭典成功へ向けて練習に励んでいるところです。私たちはこれからも「うたごえは平和の力」「うたごえは生きる力」「うたごえはたたかいとともに」を合言葉に平和や暮らしを応援するうたごえを響かせていきたいと思います。ころからもご支援、ご指導、ご鞭健を賜りますようよろしくお願い申しあげます。
2005年7月25日【関西合唱団団長 吉岡勝】

2005.8.8
夏期特別号
関西合唱団 定期演奏会 報告
 6月10日・11日に開催した第70回定期演奏会はチケットを売り切り、久しぶりの「いずみホール」超満員での2日間の感動的なコンサートとなりました。多くのOBの方々にもご来場頂き本当にありがとうございました。プログラムは被爆60年として取り上げ戦争の悲惨さを伝えた「炎の歌」をメインに企画し、「その手の中に」の作曲で活躍している安広作品を歌った青年のステージは最も好評で40人もの青年の募集を成功させ多くの聴衆を勇気づけました。リズムに乗った振りの演出で盛り上がったラテンのステージや「死んだ男の残したものは」などメッセージを伝え感動的な演奏となった合唱のステージなど色の違う4つのステージはそれぞれの色を鮮明に打ち出し好評でした。増税負担が増え暮らしにくくなる生活の中、元気が出るコンサートであったと同時に、世界に誇る平和憲法である“九条”を変えようと平和が脅かされている情勢ですが我々の平和を守るメッセージが届いたコンサートになったと確信しています。しかしながら、今回は特に団外募集の膏年や特別団員のおかげもあり演奏に厚みのある大合唱ができましたがこの間、団員自体は減少傾向にあり、特に男性が少なく苦戦しています。もっともっと歌う仲間を増やし運動を大きくすることが最重要課題と感じているこの頃です。是非、周りの歌好きの仲間に関西合唱団へのお誘いかけのご協力をお願い申し上げます。今後とも忌憚のないご助言や団活動を支える様々なご支援をよろしくお願い致します。【実行委員長 バス Y】
・・・・お詫び:発送された機関紙には冒頭7月とありましたが6月の誤りでした。

2005.8.8
夏期特別号
安広真理作品集 大好評発売中!
 関西合唱団が作曲を依頼した「ひとつのピース」を含む全5曲を収録。安広さんの優しさと平和への思いが伝わるすてきな曲ばかりです。演奏会の2日間でなんと100冊売れました。
 また、ライブCDは9月頃完成予定です。お楽しみに!

2005.8.8
夏期特別号
関西合唱団主催“うたう会”お知らせ
日時:2005年8月26日(金)午後7時〜
場所:音楽センター(鴫野)
会費:500円(飲み物付き)
内容:みんなで大シングアウト、関西合唱団の演奏、研究生の演奏、歌唱指導コーナー、ゲームもあるよ!

2005.8.8
夏期特別号
たくさんのうたが歌えるんだ!90期研究生
10人でスタート!金曜日は早く仕事を終わらせよっと
 90期研究生が5月より開講しています。年齢の幅も広く、研究生で獲得したい事も「発声の基礎を学びたい」「(うたを通じて)なかまが欲しい」など様々です。いろんな曲を歌い交わしていく中で一人一人のうたへの思いや願いを出し合い、それが“うたう会”や“(仮称)旅立ちコンサート(修了演奏会)”へと結びついて団結し会えるような関係づくりもしていきたいなと思っています。今は第1回の個人発表会(緊張しまくりでしたが、なかなかの歌いっぷりの研究生たちでした。)や交流を中心とした合宿(うたう会に向けての話し合いや恒例のニックネーム付けも行いました。)を終えて、少しみんなの距離が近づいたかな?と思っています。【研究生教育部 アルト S】

2005.8.8
夏期特別号
第36回 声楽発表会(7/18月・祝)音楽センター
 今年も無事、声楽発表会(7月18日)を終えることができました。合唱団の先輩・OBの方々が始められたこの取り組みも36年目となりました。講師の山本先生・橋本先生・西本先生・金田先生・山田先生・守屋先生はじめ9名のピアニストの方を前に、小編成が4つ、歌曲の部が21人、アリアの部が8人の33の参加で変化に富み、充実した3時間となりました。昨年から参加した地域班の中には、独自に練習場を借りたり、定期演奏会の次の日に練習を持ったりして練習しました。また、最近では他の合唱団も団内発表会として同じような取り組みを始めるところが出てきています。
 講師の先生からは「誠実に勉強していることに感心した。」「ソプラノの声を聞いていると今回の演奏会で良かったのがわかる。」と評価して下さった一方で、「10年以上続けている人は問題ないが、7、8年の人が問題。」「外国語の歌をやらないと声は伸びないが、意味がわかっているのだろうか。日本語に聞こえてしまっては勉強にならない。」との指摘もいただきました。この課題を胸に、来年は5月7日(日)の第37回の声楽発表会に向けて練習を始めます。なお、今年もHP上で紹介する予定です。ぜひご覧になって下さい。
【声楽発表会担当 テノール S】

2005.8.8
夏期特別号
合唱団のこれからの予定
7月30日(土)【平和の集い】エルシアター/13:30
8月26日(金)【合唱団・研究生うたう会】19:00〜/音楽センター
8月28目(日)【河南地域合唱発表会】藤井寺市民会館中ホール/13:00
9月4日(日)【平和のための城東戦争展】午後より/うえるほうる(うたごえ喫茶)
9月23日(祝・金)【大阪のうたごえ合唱発表会】リック羽曳野/10:00〜
10月2日(日)【創作・小編成発表交流会】大阪グリーン会館2Fホール/13:30〜
10月16日(日)【北部のうたごえ祭典】茨木市民会館大ホール(ユーアイホール)/13:30〜
11月4目(金)〜6日(日)【日本のうたごえ祭典広島】
12月11日(日)【90期研究生・関西合唱団・旅立ちコンサート】ドーンセンター/14:00
*時間はすべて開演時間。
*詳細については事前にお問い合わせ下さい。

2005.8.4
No.0523
「門真ピースフェスタ」(ルミエールホール)
&「平和のつどい」(エルシアター)で演奏!(7/30土)
 当初は参加の予定ではなかったのですが人数が少ないと聞き、参加することにしました。乗り継ぎが悪くリハに遅れ、大あわてでした。「墓標」はうまくいくか不安でしたが舞台リハが終わるとすぐに玄関前に集合し、皆で門真ピースフェスタのため、京阪電車の古川橋駅へ移動。駅で買った昼食のサンドイッチを食べ、すぐにリハーサル。「おくりもの」の手話を確認してすぐに本番となりました。笑顔で聴いている人、無表情の人と色々でしたが、テノールYさんのリードによる「ひとつのピース」の歌唱指導では最後にはむすっとしていたお父さんが口ずさんでくれ、ホッとしました。終わるとすぐエルシアターへ皆で移動。本番までの時間は喫茶店でコーヒータイム。ソプラノのOさんの話、Mさんの話題なの日頃はなかなかゆっくり出来ないので楽しい交流の場になりました。本番は野田淳子さんの歌を上手で聴き、その後の出番となり、ました。「憲法9条」「墓標」「ひとつのピース」を演奏。声がまとまって聴き手に届いたか心配になりました。7月末は一番人の集まりが悪いときなので、来年の定期演奏会のお客さんのことが頭をよぎりました。皆で揃って移動することの少ない中、アルトのUさんが喜びの発言をされたのが心に残りました。【ソプラノ O】

2005.8.4
No.0523
「平和のつどい」(エルシアター)に参加して(7/30土)
 久しぶりに公演依頼に参加しました。平和について、真剣に考えている青年が沢山いるんだということ、若かりし私たちの頃の姿とも重なり、熱いものがこみ上げてきました。それに見合った演奏ができていれば、良かったと、大いに反省しています。どんな機会にも素晴らしい「うたごえ」が届けられたらと思います。男性のハーモニーにはいつも、感心しています。【ソプラノ M】

 「憲法9条」「墓標」がしっかり歌えないままに参加したのですが、忘れられない1日となりました。それは思いがけずKさんに会ったからです。Kさんは10数年前に同じ職場で苦楽を共にした人で、その仕事ぶりに年長の私が密かに尊敬していた人です。その後、長い日々が経って、あまり親交はなかったのですが、まるで運命の糸でつながっているように、会えるのです。昨年の「大阪憲法9条の会」では、超満員の列で会い、やはり彼女と会うのは偶然ではないと思ったのでした。私が関西合唱団の一員として舞台に立っていることに彼女は驚き、賛嘆してくれ、私は舞台の上から彼女を発見して胸が熱くなったのです。終わってからロビーで顔を合わせ、体調の悪い中、良く参加できたねと私が言うと、「平和のための集会には参加するようにしているの」とのこと。本当に深いところで共感しました。【アルト B】